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タテラッツィ

  • author: タテラッツィ
  • 観たもの触れたもの、マンドリン音楽活動などについて、書いていきます。

    【告知】
    マンドリンオーケストラ“未完成』第11回演奏会
    2011年2月27日(日)浜離宮朝日ホール音楽ホール
    13時30分開場、14時開演
    シューベルト「未完成」、クルト・ヴァイル「小さな三文音楽」ほか。
    入場無料です。

    リベルテマンドリンアンサンブル2枚目のCD発売中!
    マンドリンオーケストラ編曲の最高峰と、新たな世界を切り拓いた委嘱作品を収録。

    指揮:中川賢一(Ken'ichi Nakagawa)
    マンドリン独奏:望月豪(Go Mochizuki)
    演奏:リベルテ マンドリン アンサンブル
       リベルテ マンドリン オーケストラ

    ご購入・お問い合わせはduende-juergaあっとまーくezweb.ne.jpまで!
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    180度違うドラマ対決
    体調を崩してシゴト休みました。
    今年3回目?
    ちょっとおかしいですね。
    吐き気がして、カラダがちょっとフラつく。
    歩けないってほどじゃないけど。風邪も引いてるのかもしれないけど。
    でも何だかヘン。
    今年はこれからたんまり仕事休むので、いま休んでる場合じゃないんだけどな。。。。

    今日はフトンの中にいたら、眠れる眠れる。
    もうめちゃくちゃ寝ました。
    ある種、いま、すごく健康(ってすごくヘンな状態ですけど)

    起きてる間はずっとタルコフスキー監督「惑星ソラリス」の映画のビデオを観てました。

    そんでもって、先ほど、新ドラマ「タイガー&ドラゴン」も観ちゃいました。クドカンドラマってーやつですね。実は初めて観るんですけど。。。(^^;)

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    惑星ソラリス

    (タルコフスキー監督、ソ連1969-72年)

    「惑星ソラリス」は宇宙に浮かぶナゾの惑星を探索するソラリスステーションを舞台とするSF。

    しかし、こんなことを書いてもこの映画の本質の一部分をすら語れていません。

    そもそもこの映画はSFという形式を借りた人間ドラマであり、視聴者に哲学者となることをイヤが応でも要求する硬質な映画でもあります。

    タルコフスキー自身の言葉を借りると↓のようになります。

    私はSFは好きじゃない。いやSFが基づくジャンルが好きでない。テクノロジー、いろいろな未来論的なトリックや工夫が凝らされたああいうゲームが好きでない。いつでも人工的だ。でもファンタジーから引き出せる問題には興味がある。人間と彼が抱える問題、人間の世界、人間の不安。平凡な生もまたファンタジーにあふれている。人生そのものがファンタスティックな現象です。フョードル・ドストエフスキーはそのことをよく知っていた。だから生そのものに、毎日の生、平凡な生そのものに焦点を定めたいのです。その中では何だってあり得るのですから。私の『ソラリス』は結局、サイエンスフィクションではありません。その文学的な先駆者もそうではない。ここで大切なのは、人間だ。その人格だ。惑星地球と結んだ彼の非常に執拗な絆だ。彼が生きる時代に対する責任感だ。典型的なSFは好みでない。私には分からないし、信じてもいない。

    ソラリスという感情や思考を持つ有機的な「海」に対峙して、主人公のクリスら乗員の前には、彼らの心の中で一番大切なものが現れます。
    「海」は人間の潜在意識を探り出し、それを顕在化させるのです。

    主人公クリスの場合、潜在意識にあったものは、何年も前に自殺したはずの妻でした。この妻を自殺に追いやったことを彼は悔やんでいたのです。その深層心理は彼の睡眠中に現れます。つまり「夢」です。

    人間はいくら科学的・合理的に思考しても、結局眠らなければならない。そこにスキが生まれます。

    もっとも、そこが逆にどんな場合においても人間らしくなれる逃げ場でもあるのですが。
    (アウシュビッツ強制収容所の中では、悪夢を観て寝苦しそうにしていた囚人仲間がいても、誰も起こそうとはしなかったそうです。なぜなら、ひとたび起きてしまうと、そこにはどんな悪夢にも勝る地獄が待っていたから・・・)

    このソラリスにおいては、主人公が寝てる間に、死んだ妻が生き返ったのです。そこで彼は過去の「罪」にさいなまされ、科学者として私を捨てて「海」を制御しなければならない自分との間でジレンマに侵されます・・・(この先はぜひ映画を観てください!)

    これでロシアの映像詩人と言われたタルコフスキーの映画も初期の習作的作品「ローラとヴァイオリン」を除く7作品、全部観ました!
    「僕の村は戦場だった」「アンドレイ・ルブリョフ」「惑星ソラリス」「鏡」「ストーカー」「ノスタルジア」「サクリファイス」

    映画好きで知られた作曲家、武満徹氏や東京大学の元学長でもある映画評論家、蓮實重彦氏は、タルコフスキーがイタリアに亡命してからの第1作目「ノスタルジア」を非常に高く評価してるようです。自分もこの「ノスタルジア」か、あとは「鏡」「ストーカー」でしょうかね。

    一方、全然違う(違いすぎる!)クドカンドラマ

    タイガー&ドラゴン

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    【キャスト】
    山崎虎児 … 長瀬智也
    谷中竜二 … 岡田准一
    メ グ ミ … 伊東美咲

    銀 次 郎 … 塚本高史
    リ  サ … 蒼井優
    谷中鶴子 … 猫背椿
    林屋亭どん吉 … 春風亭昇太
    辰  夫 … 尾美としのり
    半  蔵 … 半海一晃
    チ ビ T … 桐谷健太
    日  向 … 宅間孝行

    林屋亭どんつく … 星野源
    林屋亭どんぶり … 深水元基
    林屋亭うどん … 浅利陽介

    谷中小百合 … 銀粉蝶
    林屋亭どん太(谷中竜平) … 阿部サダヲ
    組   長 … 笑福亭鶴瓶

    林屋亭どん兵衛(谷中正吉) … 西田敏行

    【脚本】
    宮藤官九郎
    【プロデューサー】
    磯山晶

    【オープニングテーマ】
    『タイガー&ドラゴン』クレイジーケンバンド


    はじめのうち、なんかギャグも滑ってるし、内容もコテコテ過ぎて、


    どこがオモロイんじゃ!!


    って思いながら観てましたが、けっこうスルメ系ですね。

    ところどころクスっと笑わざるを得ない箇所があるし、話が凝っているので、退屈しないですね。

    でもこのごろの映画・ドラマはタルコフスキーと比べて何とテンポが速いことでしょう??(タルコフスキーと比べるのが極端すぎとも言う)

    自分はどっちかと言うと、演劇的なとってつけたようなセリフより、映画的なつぶやき系のセリフが好き。

    クドカンドラマは完全に演劇的な感性で作ってますよね。ああいうのも観ていて痛快だし、そんじょそこらの月9なんかよりは遥かに面白いし、ウケルのはよくわかる。
    でも自分としては、観ていてちょっと疲れるかな。

    映画やドラマ観る時くらいは非日常に浸りたい。

    自分が海外、それも昔の欧州モノなんかを好むのも、思うにきっと、非日常に浸れるから。彼らの日常は我々21世紀の日本人の日常とはもはや別世界。でも、人間として共通の真理みたいな部分だけは見事に突いてくる。だから観ていて疲れない上に、ちゃんと心に響く。

    でもクドカンドラマの感性って、あまりに自分の知ってる世界観・感性に近すぎて、ちょっと疲れます。

    たしかに登場人物たちは、ちょっと奇抜な格好してたり、ヘンな発言してたりするんだけど、でも、肝心の作り手のクドカンの持つ感性のバックボーンとか匂いが、自分が日常、接している人たちと同じ感じがする。

    そりゃそうですけど。似たような世代に同じ日本で育ち、暮らしてるんだから。昔、学校にいたちょっと面白い人とかに感性はそっくりだったりする。

    でも、ファミレスや居酒屋でそういう話をするならともかく、家のソファやベッドで、そういうのを手法として確立されてしまったものを見せられても、少なくとも自分は全然癒されない。
    ともあれ、こういうのは、あんまり疲れてない時に観たいですね。

    今日見た2つの話では、「病気」の日に観たという点から、完全に惑星ソラリスの勝利です。



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    未分類 | 00:19:43| Trackback(0)| Comments(0)