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タテラッツィ

  • author: タテラッツィ
  • 観たもの触れたもの、マンドリン音楽活動などについて、書いていきます。

    【告知】
    マンドリンオーケストラ“未完成』第11回演奏会
    2011年2月27日(日)浜離宮朝日ホール音楽ホール
    13時30分開場、14時開演
    シューベルト「未完成」、クルト・ヴァイル「小さな三文音楽」ほか。
    入場無料です。

    リベルテマンドリンアンサンブル2枚目のCD発売中!
    マンドリンオーケストラ編曲の最高峰と、新たな世界を切り拓いた委嘱作品を収録。

    指揮:中川賢一(Ken'ichi Nakagawa)
    マンドリン独奏:望月豪(Go Mochizuki)
    演奏:リベルテ マンドリン アンサンブル
       リベルテ マンドリン オーケストラ

    ご購入・お問い合わせはduende-juergaあっとまーくezweb.ne.jpまで!
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    O・Z・A・W・A of the world
    今日は↓のコンサートを聴いてきました。

    小澤征爾 新日本フィル特別演奏会
    会場 サントリーホール
    ピアノ:ユンディ・リ
    指揮:小澤征爾

    曲目:
    グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調 作品16
    (アンコール:ユンディ・リによる)
    050714_2111~0001.jpg

    ブラームス:交響曲第2番
    (アンコール:オケ)
    グリーグ:過ぎにし春


    ユンディ・リは前回のショパンコンクールで十数年ぶりの「第一位」を獲得したことで、非常に話題になった人。その後は世界の第一線で活躍、と言いたい所ですが、まだまだ駆け出しのようであります。

    CDも持ってないし、テレビでも聴いたことがなく、初めて彼のピアノを聴いたのですが、テクニックがすごいっすねー。しかもあんまりバリバリ弾いている印象はなく、程よく繊細さも兼ねそろえている印象。何より音がすごい美音。ただ、中身の深さみたいなのには、ちょっと欠けるのかも。同じバカテク系でも、若い頃のポリーニにはあって、このユンディ・リには欠けているもの、それは「楽曲分析能力」なのかな?という気がしました。

    ま、テクニックだけってのは、言ってみれば、国語の朗読で「正確無比に読み上げるけど、意味が全然わかってない」人みたいな感じです。だいたい、国語の時間で生徒の1人を指して読ませる、あれ、良くないと思うんですよね。指された生徒は内容とは無関係に上っ面を間違いなく読み上げることにばかり神経が言っちゃうので、肝心の読まされた生徒が、一番中身が頭に入ってない、てなこともよくありそうです。
    ユンディにも、やや「正確に読まされている」感じを受けました。
    これが、「正確でしかも意味を汲み取った読み方ができる」状態になると強いんでしょうね。

    グリーグのピアノ協奏曲っていうのは、冒頭がやたらに有名(たぶんみなさんご存知)で、それ以外の部分っていうのは、そんなにピンと来てなかったんですけど、3楽章なんか結構面白いと思いました。
    ただ、ピアノはともかく、オケ側に練習不足というのか?「しょせん合わせモノじゃん」的妥協が感じられたのも事実。

    協奏曲でオケにやや物足りなさを感じたのは、逆に言えば「ブラ2」がかなり良かったから。

    小澤征爾の指揮っていうのは、実は初めてナマで触れました!

    ハッキリ言って「クラヲタ」のワタクシ(爆)、これまでに数百の演奏会へ足を運んでいるクセして「世界のオザワ」をこれまで一度も聴いてこなかったのには、ワケがあります。

    (理由)
    ・日本人演奏家としては、破格のチケット価格。そのくせ、チケット入手が困難。
    ・海外での公演が多く、日本での公演の何割かは、長野の松本で行われる「サイトウキネン」に割かれているので、そもそも聴くための機会が少ない
    ・どうせ高い金出して聴くのなら「外国人の一流演奏家」の方がいいや、という人種コンプレックスもあったかも?
    ・クラシックのマニア階層にオザワの評判はあまりよろしくない。ついでに言えば、現在監督をやっているウィーンでの評価も、かなり微妙らしい。

    といったことで、自分の中に「ナマでオザワを聴く」必然性があまりなかったんですよね。

    でも、実際聴いてみると、「あれ、いーじゃん!」
    少なくとも、日本の在京オケでこれだけいい音がしたのって、初めてかどうかはわからないけど、かなり貴重でした。
    それから、手さばきのしなやかさ。
    あれで、的確でありつつも、柔らかい印象の彼の音楽が生まれるんですね。フランス物が得意という彼の性質の理由がわかったような気がしました。

    「アバドとかゲルギエフとかハイティンクとかヤンソンスとかレヴァインとかデュトワとか、世界の一線で活躍中の指揮者たちと同列の活躍をしている小澤征爾が日本人である」ということの有り難味が、初めてわかったような。

    不満は、座った席(Pブロック)がパートバランスが悪かったこと!
    金管がうるさすぎ!!
    でもPブロックは、指揮者の表情・指示の出し方がよくわかるので、視覚的に大変楽しい席です。
    ゲルギエフとかチョン・ミュンフンとか、手さばきに興味のある指揮者の時は、ここのブロックで聴くことが多いですね。

    ところで、今、「ブラ2」の管弦楽スコアを見ているのですが、スラーが多いこと多いこと!

    いま、マンドリンで挑戦中の「ピアノ四重奏曲第一番」もスラーのかけ方が命の曲ですが、ブラームスってのは、結局は「構築的な曲を作ろうとしたのに、ロマンティックな地が出ちゃった作曲家」なんだろうな、と思いましたね。

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    レビュー | 01:14:33| Trackback(0)| Comments(2)