投稿日:2005-11-03 Thu
いったい自分のカラダに今、何が起きてるのかわかりませんが、かなりおかしいっす。風邪ではないと思うんですが、頭痛がするしカラダが異常にダルいんです。歩くどころか座ってるのもツライ。寝てるしかないですね。
明日はリベルテ本番前最後の練習なので、たとえ這ってでも行くつもりですが・・・。
今週限定のお約束↓
チケットご希望の方、お安くしときますんでtatecchoあっとまーくyahoo.co.jpまでメールください!(現実世界のワタクシのお知り合いじゃなくても結構ですよ~)
11月5日(土)はリベルテの演奏会です!
リベルテ The 2nd Concert
日時:2005年11月5日(土) 17時00分開場 17時30分開演
会場:第一生命ホール (都営大江戸線「勝どき」駅 晴海トリ
トンスクエア内)
一般前売 2,000円 一般当日 2,500円 学生 1,000円
指揮者:岡田司
コンサートマスター:望月豪(第19回全日本マンドリン独奏
コンクール第3位)
第1部◆アンサンブル・ステージ
「くるみ割り人形」組曲
(Pyotr Il'ich Tchaikovsky)
第2部◆オーケストラ・ステージ
指揮:岡田 司
歌劇「こうもり」序曲
(Johann Strauss, Jr.)
ピアノ四重奏曲 第1番
(Johannes Brahms)
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今日はリベルテの演奏会第一部で演奏します、「くるみ割り人形」組曲(チャイコフスキー)について
これはチャイコフスキーのとても有名なバレエの音楽から管弦楽の演奏会用に組曲化したものです。
こうした舞台音楽の組曲版て、いっぱいありますが、多くの場合、演奏者自身が元の舞台について無関心だったりするんですよね。
年に数百もの公演をこなすプロならいざ知らず、多い人でもせいぜい年に5~6公演くらいというアマチュアとしては、1回の公演でやる演目について、楽曲分析したり背景を勉強したりってことは、やっぱりある程度しといた方がいいですよね(実際、プロよりアマチュアの方がそういうことに詳しいんじゃないか、と言ってたプロオケ奏者もいました)。
最近観たDVDで
マーラー・フィルム「マーラーを指揮するということ」「私は世界との接点を失った」
っていうのがあります(これ安価ですがマーラーに関する一級のドキュメンタリーだと思います。お勧め!)が、この中でムーティだかラトルだかが、
「演奏会本番では楽譜の存在は忘れなければならない。楽譜のウラにある曲の本質を読み取るべきだ。例えば第8番「千人の交響曲」は妻・アルマへの愛情表現であることを理解して演奏すべき。」
なんてことを言っていました(ややニュアンスが違うかもしれませんが)。
これは本当にその通りですねー。
演奏会本番ってのは、古典四重奏団じゃないですけど、できれば全部暗譜でやるのが理想ではないかとさえ、最近思うのです。
楽譜手元に演奏するってのは、運転教本見ながら車を運転してるようなもの。運転する時には、当然そんなもの見てるヒマはなくて、周囲の交通状況や信号やらを見てるわけですが、演奏だって同じではないかって思ったんです。つまり、周囲の交通状況に当たるのがアンサンブルしてる仲間、そして信号は指揮者。楽譜から離れてこうした周囲の状況に目・耳を研ぎ澄ませないと、うまく道路の流れに乗れなくなってしまうし、サイアクの場合、事故ってしまう。
と言ってもワタクシ、実は近年、これと正反対の道を歩んでおりまして、どんどん楽譜を暗譜できなくなっていく一方なんですよね・・・。
自分の場合、原因は
・音楽始めた年齢が遅かったので、最近になってようやく初見力がほんの少し付いてきた(楽器始め立ての頃は覚えないと話にならなかった)
・年齢的に覚えられなくなってきた(老化現象w)
って所でしょうか。
今回のリベルテの楽譜も覚えられていません。
難所のいくつかだけは譜面ナシでも行けますけどね(譜面見てたら行けないということの単なる裏返しですけど^^;)
で、話を元に戻しますと、演奏する上で楽譜を離れて、作曲者が表現したかった「形而上的な何か」を把握すること、それが大切なのではないかってことですね。
劇音楽においてこれは非常にわかりやすくて、つまりは劇の性格を明らかにするために音楽が存在しているわけです。
と言っても、バレエ音楽においては、ディベルティスマンやグラン・パ・ド・ドゥといったストーリーとはほぼ無関係な踊りが存在するんですねー。
「くるみ割り人形」組曲では「アラビアの踊り」「中国の踊り」「ロシアの踊り(トレパーク)」「あし笛の踊り」の4つはこのディベルティスマンに当たります。
バレエについては不勉強で、このへんをあまり突っ込んで書けないのがもどかしいのですが、つまりは我々が「くるみ割り人形」組曲を演奏する上で、バレエのストーリーに熟知しておくこと、それが必ずしもこの組曲を知る上での十分条件ではないということになります(必要条件ではあるかもしれません)。
じゃあ一体なにを?
うーん、わからない(爆)
そんなオチかよ、って思ったアナタ、ぜひ当日の我々の演奏を聴いて、「くるみ割り人形」組曲の正体を暴いてみてください!
ちなみに上記のマーラーフィルムの内容(ナクソスサイトより)
■マーラー(1860-1911):フィルム「マーラーを指揮するということ」/フィルム「私は世界との接点を失った」(「交響曲 第9番」による)(フランク・シェファー監督)
●[マーラーを指揮するということ]クラウディオ・アバド指揮、リッカルド・シャイー指揮、ベルナルト・ハイティンク指揮、リッカルド・ムーティ指揮、サイモン・ラトル指揮、アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、グスタフ・マーラー・ユーゲント・オーケストラ [私は世界との接点を失った]リッカルド・シャイー指揮、ベルナルト・ハイティンク指揮、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、グスタフ・マーラー・ユーゲント・オーケストラ、トーマス・ハンプソン、ホーカン・ハーゲゴード、アンドレアス・シュミット
DVD9DS11
NTSC方式/画像構成比 4:3/音声方式:ドルビー・デジタル2.0/132分/英・仏・独・蘭・西・日本語字幕付き/片面二層ディスク(DVD9)
マーラーと関係の深いロイヤル・コンセルトヘボウ管と、交響曲全集を完成させたシャイー、そしてアバドやラトルなど、いわゆる現代の“マーラー指揮者”たちが音楽を解析し、その魅力を語るドキュメンタリー。マーラーが生きた時代も映像などで見聞し、作品の背景も探ります。
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≪オマケ≫
阪神タイガースだのマンドリンの演奏会だのと言ってる間にも当然ですが、世間ではいろいろなことが起きていまして、新内閣ができたり、東京証券取引所のシステムが止まったり、毒殺少女が現れたりしております。
で、ちょっと検索してたら見つけてしまったんですが、コレ、きっとあの犯人の書き込みですね。怖いよう・・。
こういう異様な事件は、自分の印象では最近よりもむしろ1990年代に多かった気がします。オウ○の印象が強いせいでしょうかね。
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