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タテラッツィ

  • author: タテラッツィ
  • 観たもの触れたもの、マンドリン音楽活動などについて、書いていきます。

    【告知】
    マンドリンオーケストラ“未完成』第11回演奏会
    2011年2月27日(日)浜離宮朝日ホール音楽ホール
    13時30分開場、14時開演
    シューベルト「未完成」、クルト・ヴァイル「小さな三文音楽」ほか。
    入場無料です。

    リベルテマンドリンアンサンブル2枚目のCD発売中!
    マンドリンオーケストラ編曲の最高峰と、新たな世界を切り拓いた委嘱作品を収録。

    指揮:中川賢一(Ken'ichi Nakagawa)
    マンドリン独奏:望月豪(Go Mochizuki)
    演奏:リベルテ マンドリン アンサンブル
       リベルテ マンドリン オーケストラ

    ご購入・お問い合わせはduende-juergaあっとまーくezweb.ne.jpまで!
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    頭蓋骨割り人形?
    1月27日は、35年しか生きなかったモーツァルトの250回目の誕生日でした。

    と言っても、シニカル志向な(?)自分はやはりまたショスタコデーで(笑)

    最近ここのブログ、隔日でマンドリン→ショスタコ→マンドリン→ショスタコって感じ(^^;)

    まあ2006年の終わり頃には、ある程度の「タコオタ」になってる予定でおります(予定は未定)。

    これまで1人の作曲家を重点的に追いかけた経験と言えば、ブルックナーで多少やったことがある程度ですかねぇ。
    基本的に、あんまり聴く音楽にプランなどなく、その都度聴きたい音楽や、演奏の関係で出てきた作曲家の音楽を聴いたりしてきたわけですが、少しは「1人の作曲家を突っ込んで聴く経験」もいいものかな?と。

    ブルックナーとショスタコの共通点は、

    オケよりも指揮者、演奏の精度よりも解釈の比重が高い音楽

    ということでしょうか?

    ベルリンフィルでも「駄演」となることが非常に多い(というか、両作曲家について、ベルリンフィルの演奏は、はっきり言ってほぼ全部駄演!←ナニサマなんだ、、、)反面、アマチュアでも感動的な演奏がやれちゃうことが多々ある作曲家たち。

    結局、「アンサンブル」とかじゃなくて「音楽の中にある精神性」とかそういうものを聴かせる要素が非常に強い作曲家たちだと思います。

    本当はマンドリンとショスタコ以外にも(もちろん!!)関心事はいろいろありまして、観たい映画の話とか、かなり脳内にはストックされてるんで、近々ブログでも書いてみたいんですけれども。。。

    強いて言えば、あとは「健康管理」のことくらいですか。でもこれは別ブログがありますんでね(^^;)


    【ただ今のBGM】
    ショスタコーヴィチ:交響曲第5番

    バーンスタイン指揮ニューヨークフィル

    今日は、はるばる川崎まで行って演奏会を聴いてきました。
    平日に神奈川県に足を踏み入れたのは、もしかすると、これが人生で初めてかも?しれないですね~。

    思えば今月はかなり演奏会に通うことができました。
    1か月で5公演以上行ったのって、2年ぶりくらいかもしれません。

    マリンスキー歌劇場管弦楽団
    指揮:ワレリー・ゲルギエフ
    ミューザ川崎シンフォニーホール
    曲目:
    ムソルグスキー:歌劇「ボヴァンシチナ」より前奏曲「モスクワ河の夜明け」★★★★☆
    チャイコフスキー:バレエ「くるみ割り人形」より★★★★★
    ショスタコーヴィチ:交響曲第5番ニ短調★★★☆☆
    【アンコールなし】


    ゲルギエフ&マリンカ(マリンスキー歌劇場管弦楽団のロシアでの愛称)は、現在のところ、「ロシア物」をやらせれば世界一の演奏をするコンビだろうと言われています。

    実際、自分もそう思います。
    これでゲルギエフの演奏会に行くのは6回目になりますが、「ロシア物」はほとんどハズレがないですね。

    ところで今回のプログラム、少々不可解なところがありまして、、。

    冒頭のムソルグスキーは当初公演予定になかった曲なんです。

    一方で「ゲルギエフと言えばアンコール」と言うくらい、アンコールは必ず2~3曲はいつもやる人なのに、何故か今回はナシ。。。

    理由は、、、?何となくわかったような気がします。

    彼らの今回の来日公演のスケジュールの一覧を某所から拾ってきました。

    7日 オケ 神奈川県・横須賀市
    9日 オケ 埼玉県・所沢市
    10日 オケ 東京都・初台
    11日 オペラ 東京都・上野
    12日 オペラ 同上 
    14日 オペラ 同上
    16日 オペラ 同上
    17日 オケ 福岡市
    18日 オペラ 東京都・上野
    19日 オペラ 同上
    21日 オペラ 同上
    22日 オペラ 同上
    23日 オケ 同上
    24日 オケ 東京都・六本木
    26日 オケ 東京都・渋谷
    27日 オケ 川崎市
    28日 オケ 愛知県・豊田市
    29日 オケ 兵庫県・西宮市
    30日 オケ 鹿児島市
    31日 オケ 静岡県・浜松市

    なんちゅー過密スケジュール。
    17日とかあり得ないですね・・。
    今回のオペラって、1公演5~6時間もある「ニーベルングの指輪」なんですよ!
    フツウならこれだけのために来日すると思いますが、さらにこれだけのオケ公演をしかも日本全国でこなすとは・・・。

    ロシアとかのオケって来日すると、かなりムチャな日程組まされてることが多いんですね。
    これって結局、ロシア政府の外貨稼ぎなわけで、結局プーチンの時代になった今もなお、かの国に「人権」なんてないんだろうなぁ、などと演奏には全く関係のないことをぼんやり考えつつ、音楽を聴いていました(もったいない!)

    しかし、今回の川崎も、気合い入れて公演に臨める状態でないのは、明らか。演奏はかなり荒かったですから。。。
    奏者も確かにそうなんだけど、実はそれ以上にゲルギエフがあまりちゃんと構想を練って来てないのかな?という印象も受けました。
    どこか迷いながら手探りで振っている感じがありました。

    あと、お客さんにも問題があった。
    風邪、流行りすぎです(笑)
    しかも、みなさん、よりによってピアニシモの緊張度の高い部分で急に「ゴホン」って。
    まあ自分も演奏会で咳がまんして苦しくなった経験あるので、お気持ちはわかります。
    なぜか音楽の緊張度の高い部分に限って、聴いてる方も体が緊張してくるのか、咳き込みたくなっちゃうんですよね。
    結果として、そのお客さんの「タイムリーな咳」と、そしてなぜか?異様にガラガラの客席の状況が、今日は演奏にも影響はしたのでしょうね、きっと。

    そして彼ら、明日土曜日は午後3時から愛知県豊田市で公演があるんですね。今日とはぜんぜん違う曲目で。
    カワイソウニ・・・。まあその分、金になるんだろうけど。

    実は、終演後、自分や他のお客さんが表玄関から出ようとしたら、奏者たちが一緒に出てきました。終演後もたもたしていたわけでもなく、すぐに出てきたと言うのに。彼ら、舞台袖に引っ込んでから2分後には出てきましたよ。。。
    で、係員に「こっちです」ってバスの方へ誘導されてた。
    これ、推測ですが、その足で新横浜へ向かったんじゃないですかね?
    で、最終の新幹線で名古屋だか豊田だかへ行ったのではないかと。
    あり得ないっす。
    そしてその翌日は兵庫県・・・。
    ムチャすぎです。

    ただ、、、ミューザ川崎の建物から出る前にタバコをふかし始めるのは、やめてほしかった。。。ここはロシアじゃないんだって。

    思わず、「No smoking please,sir!」とか言っちゃいたくなりました(笑)

    で、やっぱり練習できてないのかな?という印象でした。
    そりゃあもう、自分とかと比較するまでもなく(当たりまえ!)高い水準の中での話ではあるんだけど、でも彼ら世界トップ水準として、この演奏じゃちょっともったいないなあ、と。

    ショスタコは、これまでに聴いたこのコンビとしては、最低の演奏かも・・・。
    お客さんは大ブラボーしてましたが、たぶん今回、団員でさえイマイチだったことはわかってる筈なので、

    「ヒョットシテ、コ、コレガ、【ホメゴロシ】ッテヤツデスカ??」

    とか思ったかもしれないっす。。。

    特に木管が苦しかったですね。
    そもそもロシアのオケの木管って、例えばモーツァルトなんかを演奏するのに適した豊穣でやわらかな音の出し方をしないんですね。
    ショスタコなんかで出てくる、やたら高速で長大でグロテスクなソロを少し干乾びた音で吹くって所に味があったりするのかなあと。
    でも、今日の木管は、それにしたって、ちょっと荒すぎでした。
    特にフルート。ロシアらしい?粗野で攻撃的な感じの音色も出せていないし、「西欧的な」やわらかい音でもない。

    ショスタコでは唯一、弦主体の3楽章だけはとても熱くも寒々しいというショスタコらしい音色が出てきていて、ちょっと感動しましたけどね。

    今日の公演では、期待していたショスタコよりもむしろ、5点をつけた「くるみ割り」が素晴らしかったです。

    ワタクシの参加するリベルテマンドリンアンサンブルにおいて先日のコンクールで演奏したのが「くるみ割り」の組曲版抜粋でしたが、今回ゲルギエフは、全曲版からの抜粋という形でやりました。

    組曲とかぶっていたのは、「序曲」と「こんぺいとう」のみ。
    この2つについては、譜面も見ているのでわかる部分が多かったのですが、ゲルギエフって、相当スコアの指示をムシしてるんですね。

    クレシェンドと明記されてる所をあまりしないどころか、一切しなかったり、アクセントとも何とも書いてない所でいきなり力こぶ溜めてガツンと付かせたり、かなり自由気ままな解釈という印象でした。

    しかし、ゲルギエフは、基本的に得意なロシア音楽の中でも、格別チャイコは得意なのかな?という印象です。

    とは言っても、チャイコのバレエ音楽が本来持っている、

    【メランコリーで優しい】

    といったイメージはほとんどありません。

    「ああ、これはバレエとは言っても、やはりロシアの荒涼とした大地と気候に住んだ人間が書いてる激しい音楽なんだな」

    そう思わせるものです。

    具体的には、きっと、

    1つ1つの音の立ち上がりが良くて、「パーン」とストレートに聴こえてくる

    という面があるのと、

    指揮者自身が全くもってナイーブに弾かせる気がなく、とにかく遠慮なく豪華絢爛にテンポも煽りまくって弾かせる

    って所なんですかねぇ。

    もはや「くるみ」なんか割ってる感じの音楽ではなく、言うなれば、

    「頭蓋骨割り人形」

    みたいな音楽です。油断もスキもないコワモテ人形。

    あるいは、

    一見、可愛らしくても、ちょっと感情が盛り上がってくると、何されるかわかんない、そんな彼女を持ったオトコの心境を綴った音楽

    というイメージでも行けます(って、どんななんだ・・・)





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    レビュー | 01:55:36| Trackback(1)| Comments(0)