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タテラッツィ

  • author: タテラッツィ
  • 観たもの触れたもの、マンドリン音楽活動などについて、書いていきます。

    【告知】
    マンドリンオーケストラ“未完成』第11回演奏会
    2011年2月27日(日)浜離宮朝日ホール音楽ホール
    13時30分開場、14時開演
    シューベルト「未完成」、クルト・ヴァイル「小さな三文音楽」ほか。
    入場無料です。

    リベルテマンドリンアンサンブル2枚目のCD発売中!
    マンドリンオーケストラ編曲の最高峰と、新たな世界を切り拓いた委嘱作品を収録。

    指揮:中川賢一(Ken'ichi Nakagawa)
    マンドリン独奏:望月豪(Go Mochizuki)
    演奏:リベルテ マンドリン アンサンブル
       リベルテ マンドリン オーケストラ

    ご購入・お問い合わせはduende-juergaあっとまーくezweb.ne.jpまで!
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    歩みを止めた日に読んだ「歩く話」
    【ただ今のBGM】
    ショスタコーヴィチ:交響曲第13番「バビ・ヤール」

    ロジェストヴェンスキー指揮ソビエト文化省交響楽団


    昨日の話になりますが、入院時を除けば正月以来となる、完全休養日としました。

    「休養日」とか言いながら、よく、

    家の片付けだとか
    映画を観に行くだとか
    買い物やドライブをするだとか
    マンドリン関連の雑用に追われるだとか

    そんなのに追われて、「どこが休養やねん!」てことも多いわけですが、今回の「完全休養」は、本当に念入り。

    ・仕事は当然お休み
    ・ブログもお休み
    ・フトンからもほとんど出ない
    ・ケータイもPCもほとんど観ない

    という、まさに入院時並みの生活でした。


    しかし、1つだけ、新しいこと始めました。

    本棚サイトに登録しました。
    これで気の多いワタクシの読書の傾向も、少しは管理できるか、、


    で昨日、非常に興味深い本を読みました。

    脱出記―シベリアからインドまで歩いた男たち

    発刊から50年、いまなお読み継がれる冒険ノンフィクションの白眉
    ポーランド陸軍騎兵隊中尉だった著者はソ連当局にスパイ容疑で逮捕され、第二次世界大戦さなかの1941年、シベリアの強制収容所に流された。
    こんな極寒の地で、このまま朽ち果てたくはない!
    意を決した彼は、6人の仲間と脱走を図ったものの、その前途には想像を絶する試練が待ちうけていた……
    シベリア、モンゴル、ゴビ砂漠、チベット、ヒマラヤ……
    飢餓の苦しみ、極寒・炎暑との闘いを乗り越え、7人は歩き続けた「自由な国」をめざして
    極限状態においても希望を失わず、がんばり抜いた男たちの壮絶な戦記。




    ソ連強制収容所の恐ろしさの驚愕のレポートでもあるし、そして、信じがたい闘志を見せた男たちによる、人間の究極の姿とも言えるこの話。
    読んでいて、いつしか主人公たちと一緒に歩いている錯覚に陥ります。
    それは、このような究極の状況に追い込まれた人の話の割には、存外淡々と語られているからかもしれません。

    まず、あくまでこの話の中では前菜的な役割でしかないのですが、ソ連の理不尽な尋問、拷問、裁判、シベリアへの移送、鉄道終着点から強制収容所までの厳寒の地での「死の行進」。。。

    これだけで一級のレポになり得ますが、これがまだまだ話の序の口という所が、スゴイ・・・。

    いやしかし本当にこの話は、「ありえない」ことばかり。

    まず、

    「北シベリアからインドまで無一文で歩いて逃げた」

    ってのがあり得ない。

    「6500km歩いて逃げた」って、、、カンタンに言うけど、自分は歩くどころか高速道路をクルマで走るのだって、こんな距離、イヤですよ・・・。

    しかも、食べ物も金もなく、防寒服も不十分な状態。
    何より彼らは「脱走者」だったので、ソ連領内を出るまでは、経路上に住む人たちに食料を恵んでもらうことさえできずに、雪のシベリアをひたすら追ってに見つからぬよう逃げる逃げる。

    その後は、モンゴルやチベットでの遊牧民との温かいやり取りもあったが、恐ろしい灼熱のゴビ砂漠に、ごくわずかな食料だけで突っ込む無謀さ。それから死のヒマラヤ越え。
    「どうして迂回しないの?」とか思う箇所もありますが、地図もない彼らとしては、いたし方なかったんでしょう。

    しかし、脱走を成功させたクダリだとか、突如美しいヒロインが登場したりと、いろいろと話が出来すぎているようにも思えました。

    それゆえ「狂言」説もあるみたいで、自分も描写のあまりのきめ細かさだとか、上記の部分なんかは、「ちょっとクサイ」と思わなくもなかったです。

    でも第二次大戦中、このような「あり得ない」話が他にいくつもあったのだといいますから、まさに「事実は小説よりも奇なり」としか言いようがないです。。。

    それにしても、人間は「生きる」ことに関して、何と貪欲であることか。
    もしここに自殺志願者がいたら、この強烈な「生への渇望の書」を読んでから考えても遅くはないのでは!?


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    読んだ本 | 00:22:33| Trackback(0)| Comments(0)