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タテラッツィ

  • author: タテラッツィ
  • 観たもの触れたもの、マンドリン音楽活動などについて、書いていきます。

    【告知】
    マンドリンオーケストラ“未完成』第11回演奏会
    2011年2月27日(日)浜離宮朝日ホール音楽ホール
    13時30分開場、14時開演
    シューベルト「未完成」、クルト・ヴァイル「小さな三文音楽」ほか。
    入場無料です。

    リベルテマンドリンアンサンブル2枚目のCD発売中!
    マンドリンオーケストラ編曲の最高峰と、新たな世界を切り拓いた委嘱作品を収録。

    指揮:中川賢一(Ken'ichi Nakagawa)
    マンドリン独奏:望月豪(Go Mochizuki)
    演奏:リベルテ マンドリン アンサンブル
       リベルテ マンドリン オーケストラ

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    クリスタル・マンドリン・アンサンブル第23回定期演奏会
    今日もまた、ハシゴデー(昨日はS氏の結婚式2次会の前に、リベルテ創設者の1人W君の結婚披露宴でもありました。こちらについては某SNSで少し触れさせていただきました)。

    今週末は本当にいろんなことが目白押しでしたが、スリルと愉悦に満ち溢れた時間を過ごしたため、今が日曜日の深夜であることが、どうしても実感できません。
    明日仕事って本当ですか?って感じ。。。

    さて、クリスタル・マンドリン・アンサンブルの演奏会を聴いてきました。

    クリマンさんと言えば、以前から関東で有数とかトップクラスとか言われている名門マンドリン合奏団です。

    メンバー数はプログラムによると、たったの21人!

    「少数精鋭」というのはまさにこの合奏団のためにある言葉であると言えましょう。

    第23回定期演奏会
    2007.3.11. 武蔵野市民文化会館 午後1時半開場、2時開演

    第1部 指揮 小穴雄一
     「抒情小曲集」より(グリーグ)
     小組曲(ドビュッシー)

    第2部 指揮 青山 忠
     今宵・SAKURA(武藤理恵)
     Last Dance(武藤理恵)
     こどもの日記より(武藤理恵)
     物語は時空を超えて(武藤理恵)


    第1部はグリーグとドビュッシーの佳曲揃いの組曲2連発。
    第2部は武藤理恵さんという方(クリマンさんの関係者の方?)の曲のみでのプログラム。
    アンコールも同じ武藤理恵さんの曲でした。

    クリスタル・マンドリン・アンサンブル(以下「クリマンさん」と表記)の演奏会、23回にもなるのですねぇ(驚)。すごいことです。
    ちなみに自分が聴きに伺うのは、なんと12年ぶり!

    前に行った時は、非公式公認(?)サイトによりますと、↓だったようです(あんまり昔のことで、あまり覚えていないのですが、「リュート~」の時の透き通った音に感動した思い出だけはありますね。「リュート~」の3つの組曲中、第1組曲が一番好きなのは、この時の影響が大きいかもしれないです)。

    第11回定期演奏会
    1995.7.2. 武蔵野市民文化会館

    第1部 前野一隆指揮
     リュートのための古風な舞曲とアリア第1組曲(レスピーギ/帰山編)
     蛍の舞曲(アマデイ)
     朝の歌(アマデイ)
     死の舞踏(サン・サーンス/佐藤編)

    第2部
     アニーローリー(イギリス民謡)
     花(組歌「四季」より)(滝廉太郎)
     月(組歌「四季」より)(滝廉太郎)
     ホワット・イズ・ア・ユース(ロミオとジュリエット)(ロータ)

    第3部 前野一隆指揮
     彷徨える霊(ボッタキアリ)
     スウェーデン狂詩曲第1番(アルヴェーン/小穴編)

    アンコール
     スプレーン(アマデイ)


    このクリマンさん、人数が少ない上に1人1人の奏者が皆、無理に力むことなく丁寧なピッキングをしているため、特に高音がとてつもなく美しいです。まさに「クリスタル」の輝き。

    また、選曲もそれに適したものであると思われました。

    21人という人数、武蔵野市民文化会館小ホールという関東地方で恐らく最もマンドリンアンサンブルをするのに適した音響特性を持つ音楽ホール(マンドリンに限らず、他の弦楽器でも鍵盤楽器でも木管楽器でも良いホールだと思いますが)、そしてこのクリスタルサウンド。
    それが合致した上でしか聴くことが叶わない極上の音が出ていて、それはとても魅力的なものでした。

    いやいや、違うな。自分が書きたかったのは、そんなことじゃなかった。
    今、書いたようなことは、いくつか他のマンドリンアンサンブルを聴いた経験のある人がクリマンさんの演奏会に行けば、誰でも普通に体感できることなので、いちいち言及するまでもないという感じです。

    思ったのは、この楽団、

    「クリスタルサウンドをいかに聴かせるか」

    という命題がまず先にありきで、奏者・ホール・選曲といったものは、その目指すサウンド特性に合致するかどうかで決めるという逆算の仕方を取っているのではないか?という憶測が、演奏を聴いている最中の自分の中に芽生えたことでした。
    (ぜんぜん的外れでしたら、スミマセン)

    あるいは演奏上の解釈・奏法ですら、そういう傾向があるようにも。

    例えば、ドビュッシーの小組曲。

    自分はリベルテでこの曲を全く同じ編曲(小穴雄一氏の編曲)で演奏したことがあります。
    しかし、その解釈・奏法は今日クリマンさんがやったものとはまるで違うものでした。

    2曲目で、十六分音符群にスラーがかかっている経過句があるんですが、これをリベルテではトレモロで処理していたんですね。
    この曲には同じ十六分でスタカートの箇所があるので、それと対比するために取った処置だったかと思うのですが、クリマンさんの場合は、堂々とマルカートで(はっきりと)単打で処理をしていました。

    このことによって、スタカート部分との対比という要素が薄れる一方で、経過句が曖昧にボケることなく、場面転換をしたことが客席にはっきり伝わる効果がもたらされるように思いますし、また、この曲の表題「行進曲」という性格を考えても、トコトコと歩く感じは十六分を単打で処理した方がより的確に表現できるような気がします。

    しかし、それ以上に感じたことがあって、それは、

    音が濁らない


    ということ。

    クリマンさんの綺麗な音は、こうして守られていくのだな、と思いました。

    また、ただでさえ残響音豊かなこのホール。
    HPによると1、6秒~2、2秒までの残響可変装置が付いているようです。

    これは小ホールクラス(箱が小さいので残響音は大ホールよりも残響が少なく設計されることが多い)にしては異常な残響の多さ。

    しかも伝え聞いた所によれば、クリマンさんは、残響音をMAXにして演奏していたとのこと。

    ということは、2、2秒。

    これはすみだトリフォニーやBunkamuraオーチャードホールといった大ホールをもしのぐ残響音の長さ。これが壁と壁との距離が短い小ホールなのだから、すぐに音がこだまし合い、風呂場状態となることは、言うまでもないでしょう。

    でも、だからこそ、逆に、単打にしても十分に音価(音の長さ)を保つことができるのでしょうね。

    高音は綺麗なのですが、中低音(ドラ・セロという意味ではなく、マンドリン属全体に、中音域以下の場合)の旋律が来ると、伴奏と音が混ざり、少し何やってるのかが聴き取れなくなる箇所があったのが、残念と言えば残念でした。
    が、しかしそれはまあ、言うてみれば、「バースならいつでもホームラン」と思っていた80年代の阪神ファンが、センター前ヒットだった時にため息を付いたとかいう話と同じレベルの贅沢な注文というヤツでございまして、全般にはこのアンサンブルを来年以降も時間さえあれば、ぜひ聴きに行きたいな、と思うものでした。

    演奏会の後、自分のこれからの音楽活動に大きな影響をもたらすと思われる出来事があったのですが、その話はいずれまたそのうち。

    そうそう、忘れちゃいけない。

    この演奏会、ベースの人の音にビビリました。

    聴いててゾクゾクするベースって、そうそうないですよね。
    凄い。

    あと、マンドラのおかテリさんの音、音量がそんなでなくてもよく通る素晴らしい音でした。彼の体の傾けて演奏をするスタンス、見ていると、本当に楽器っていうのは、体の一部ではなく、全体で鳴らすものなんだということが実感されます。


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    マンドリン合奏 | 01:39:52| Trackback(2)| Comments(4)
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