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タテラッツィ

  • author: タテラッツィ
  • 観たもの触れたもの、マンドリン音楽活動などについて、書いていきます。

    【告知】
    マンドリンオーケストラ“未完成』第11回演奏会
    2011年2月27日(日)浜離宮朝日ホール音楽ホール
    13時30分開場、14時開演
    シューベルト「未完成」、クルト・ヴァイル「小さな三文音楽」ほか。
    入場無料です。

    リベルテマンドリンアンサンブル2枚目のCD発売中!
    マンドリンオーケストラ編曲の最高峰と、新たな世界を切り拓いた委嘱作品を収録。

    指揮:中川賢一(Ken'ichi Nakagawa)
    マンドリン独奏:望月豪(Go Mochizuki)
    演奏:リベルテ マンドリン アンサンブル
       リベルテ マンドリン オーケストラ

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    北朝鮮人の記憶
    今日はサッカー日本代表の2006年ドイツW杯最終予選の大事な初戦の日。
    相手はあの北朝鮮。

    ということで、ご存知のとおりメディアは数日前から異様なまでの盛り上がりを見せていましたね。

    でもよく考えてみると、あの盛り上がりって、サッカーそのものよりも、相手が北朝鮮であるがゆえの特殊な事情なんかに興味が集中していて、試合自体は3-0か4-0で日本勝ちでファイナルアンサーみたいな空気でした。

    しかしフタを開けてみれば、あの大接戦!
    出張→直帰という名目で(笑)とっとと帰宅した自分は面白い試合が観られてラッキーでした。

    社会的、政治的にも、
    ・北朝鮮でこの試合の結果はおろか、試合があるということさえ報道されなかったということ
    ・在日朝鮮人の学生さんが活発に北朝鮮を応援していたこと
    ・競技場のものものしい厳戒態勢ぶり

    などなど、見所いっぱいでした。

    そう言えば、自分は大学の時、家庭教師のアルバイトで

    北朝鮮の子を教えたことがある

    ってことを久々に思い出しました。

    非常にやる気のないコ(笑)で、ある日など、、、

    自分が家に着くと、部屋はひっそりと静まりかえり、電気が消えていて、

    「あれ??玄関でお母さんが『ようこそ、さあおあがりください~』って言ってたのに、ヘンだな?」

    などと思っておそるおそる部屋に入ると、そこにはフトンが敷いてあって、そのコが頭から毛布をかぶって寝ているんです。




    おまえは野比のび太かっ!!

    と思いましたが、教師として0点ばかり取ってるキャラに教え子を例えるなど、論外もいいところなので、仕方なく抑揚のない声で、

    オレ:「おい、○△くん、始めるぞ~」



    ・・・・。返事がない。ただの屍のようだ。じゃなかった、寝ている(フリをしている)ようだ。

    オレ:「おい、お母さんが勉強の準備できてる状態だって言ってたけど、ダメか?」

    子供:「うーん、カラダ調子悪い。学校で『将軍様の歌』、歌わされたから気分も悪い。」

    オレ:「あー、そら難儀だね。で、勉強するのかしないのか、どっち?しないんなら、お母さんに『あなたのお子さんは、睡眠とカルシウムが足りないようです』って報告して帰るけど」

    子供:「あー、ったく、ヤなヤツだなぁ。いいよ、やるから3分待ってくれない?」

    オレ:「なんで?」

    子供:「ちょっと近所の友達に借りてた漫画を返しに行ってくるから」

    オレ:「・・・。お前、ナメテンのか?」

    子供:「帰ってきたら、やるからさ。ねっ!」

    オレ:「・・・。じゃあ、3分待ってやる

    20050210010721.jpg


    ↑無断引用につき、訴えられたら削除しますです・・・。

    子供:「サンキュ、じゃあ後ほど~」

    出て行く子供。そして、、、


    3分後、来ない。

    「あーにやってんだよ!」と思いつつ、耐えるオレ。


    10分後、来ない。

    お母さんがお茶を持ってくる。

    お母さん:「あれ、うちのコはどうしました?」

    オレ:「いや、ちょっとトイレに。あはは」(何でオレが誤魔化す必要あるんじゃ、あのバカ!)
    ※ちなみにこの家のトイレは離れの別の建物にあるのでした。

    お母さん:「そうね、あのコ、昔っからお腹がちょっとユルイのよ~(といいながらちょっと照れるように、ニヤけるお母さん。今思うとちょっとそういう所がカワイイ人でした)。許してあげてね。」

    オレ:「あ、やっぱりそうなんすか~。ええ、仕方ないですよね。」(こんな風に甘やかすおぬしがいるからあヤツはあんなワガママな性格に、、!)

    そして、それからさらに5分後、ようやくヤツは戻ってきた。

    子供:「ごめんごめん。友達の家に着いたら急にお腹が痛くなってトイレ借りてた」

    オレ:「ほんまかいな?」

    といいつつ、お母さんの言葉とのあまりの整合性にちょっと「本当なのかも?」とも思ってみるも、お母さんもいつもこの手で騙されてるんだ、きっと、という結論に至り、残りの時間、スパルタ教育を施す決意を固める。

    (勉強開始20分後)

    オレ:「だから、ここはこうやって解いて、それでさ、ええとここはだな、ちょっと待てよ、こっちのページで出てきただろ、ええと」

    教科書のページを数十ページ前の方にめくることに集中するオレ。

    ふと子供の方に目線を戻すと、、、、



    オレ:「おまえ、なーに勉強中にゲームボーイやってんだゴルァ!!」

    子供:「だって、これ面白いし、勉強つまんないし、勉強して天才になったとして、オレは将来パチンコ屋で働くだけだから、そんなん関係ないの!っていうか、じゃあ何で勉強しなきゃいけないの?お母さんが言うから??先生のこずかい稼ぎって、それだけで言ってるんでしょ?ほんとは!」

    オレ:「とりあえず中学生くらいの英語とか数学もできないと、どんな人生歩んだって、メシも食えなくなるぞ。先生だってこうして中学生の勉強教えて金稼いでるじゃん」

    子供:「じゃあ結局人生カネなんだ。ふーん。先生は守銭奴だね。」

    オレ:「(心の中でこのクソガキャー!!!と思いつつ、)よーく考えよう~、お金は大事だよ~(ウソ、時代考証めちゃくちゃ)。とりあえずそれだけいろいろ考えられるんなら、学校で数学追試にならないくらいの勉強はできるぞ」

    子供:「もうなんだかオレ、こんな感じだからさ、高校もたぶんいけないし、もういいやって感じなんだけど」

    オレ:「高校は選ばなきゃ、どこかにはいける、きっと(オレもだんだんむちゃくちゃいい始めてるな・・・)」


    しかしそこで、この子供は思いもよらないことを言ったのだ。


    子供:「だって、オレ、北朝鮮人だから、日本の高校受けられないんだよ。朝鮮人学校は少ないし、たぶんオレじゃ入れないし、もうムリだね。」(ほんとに受けられないのかどうかは、わからないが、少なくともこのコはそう思っていた)

    ここまでどことなく夫婦漫才モードだったオレも、ここで思わず口ごもってしまいました。

    学校で「将軍様」の歌を歌わされるという彼。

    彼が勉強する気になれず、どこか世の中を悲観しているのは、ひょっとしたら、背後にとてつもなく大きな問題があるのではないのか?

    そう思ってしまったんです。
    そして、オレはその後まもなくそのコの家庭教師を辞めました。

    これ、多少脚色してますが、ほぼ実話です。会話の内容は完全に実話と言ってもいいくらい。

    今日の北朝鮮戦を観戦に来ていた在日朝鮮人サポーターの応援団への密着取材の模様をテレビで見ていて、ふと、「そういえばあいつ、どうしてるかな?」と思ったのでした。
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    ブログ | 01:47:19| Trackback(0)| Comments(0)
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