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タテラッツィ

  • author: タテラッツィ
  • 観たもの触れたもの、マンドリン音楽活動などについて、書いていきます。

    【告知】
    マンドリンオーケストラ“未完成』第11回演奏会
    2011年2月27日(日)浜離宮朝日ホール音楽ホール
    13時30分開場、14時開演
    シューベルト「未完成」、クルト・ヴァイル「小さな三文音楽」ほか。
    入場無料です。

    リベルテマンドリンアンサンブル2枚目のCD発売中!
    マンドリンオーケストラ編曲の最高峰と、新たな世界を切り拓いた委嘱作品を収録。

    指揮:中川賢一(Ken'ichi Nakagawa)
    マンドリン独奏:望月豪(Go Mochizuki)
    演奏:リベルテ マンドリン アンサンブル
       リベルテ マンドリン オーケストラ

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    読売日本交響楽団演奏会
    今日は昨日のブログでご紹介したとおり、オヤスミの日!

    昼まで寝て、午後もぐーたらしてたらすっかり体調は戻りました(と言っても基本的に腎臓病なので、何時間寝ようが休もうが一定の体調不良感は常にあるのですが・・・)

    夕方から散歩のつもりで外に出たら、そのまま電車に乗ってしまい、なぜかサントリーホールへ行って読売日本交響楽団の演奏会を聴いてきました(なんじゃそりゃ)。

    いやー、自分は常に近いうちに東京近郊でどんな演奏会があるのか、チェックは欠かしていないので、チャンスさえあればいつでも出かける準備はできてるんですよ。

    と言ってもマンドリンを除けば(なぜ除く?というのはさておき)7月中旬にオザワ・新日本フィルを聴いて以来、久々のクラシックの演奏会。

    読売日本交響楽団 サントリーホール名曲コンサート★★★★☆

    9月21日(水) 午後7時開演 サントリーホール(赤坂)
    指揮:ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー
    ピアノ:ヴィクトリア・ポストニコーワ

    ■チャイコフスキー: 〈マンフレッド〉交響曲 op.58 
    ■リムスキー=コルサコフ : ピアノ協奏曲 嬰ハ短調 op.30
    ■ムソルグスキー: 交響詩〈禿山の一夜〉


    指揮者ロジェストヴェンスキーは「ロシア」というよりは「ソ連」の指揮者と言った方が正確な気がする老巨匠。「伝説の巨匠」なんてもんが、ことごとく死に絶えてしまった21世紀の現在、非常に貴重な「巨匠の生き残り」と言えるのではないでしょうか。

    「眼力の鋭さだけで楽団員を統率できる」とか言われた巨匠(これはフリッツ・ライナーの話)が君臨した50年前と違い、今の時代にヨーロッパやロシアの一流オケを定期的に振るような指揮者はみんな、指揮がすごく丁寧で細かいですね。ロジェヴェンさんにしても、指揮姿がよく見える席で聴いていたのですが(つまり安い席=RAブロックでやんす)、指示が実に細かく丁寧。

    はっきり言ってクラヲタのワタクシ、1つの演奏会で2曲も聴いたことない曲があるなんてことは、割と珍しい。
    知らない曲がある時はなるべく予習して出かけているので、知らない曲の演奏会なんて可能性はさらに低くなるわけですが、今回は突然行くことにした演奏会なので、そんな準備もナッシング~。

    と言っても、今回の曲目はそんなにマイナーってわけでもないんです。
    単に自分はロシア音楽に関して、オタクどころか「平均的クラシックファン」程度あるいはそれ以下しか知らないっていうだけのこと。
    自分は考えてみたら、ロシア・イタリア・イギリス・アメリカあたりのクラシック(特にロマン派)はあまり知りません。
    (逆に言えば、少々マニアックなのはドイツ・フランスだけ?)

    ロジェヴェン氏は、「普通のクラシックファンはあまり知らないロシアモノ」を積極的に演奏してますね。今年はグラズノフを他の演奏会でずいぶんいっぱい取り上げてるみたいです。

    ゲルギエフや今は亡きスヴェトラーノフの王道ロシアモノ路線のニッチ商法的発想でそれをやってるのか、何か独自の芸術的意図があるのか(もちろんある程度はあるんでしょうけど、思いの他、芸術家ってのは打算的でビジネスライクだったりもするようなので)。

    チャイコフスキー「マンフレッド交響曲」これは、あまり「標題音楽」を書かないチャイコとしては珍しく英国の作家バイロンの書いた小説を元に書いた標題音楽です。
    それもオペラではなく、交響曲という形で物語性を出すというあたり、ベルリオーズの「幻想交響曲」との共通点がありそうです。ハープを多用する所にもそれを感じますね。
    あるいは終楽章でオルガンが出てきたりするのは、サン=サーンスの交響曲第3番「オルガン付き」のようでもあります。

    チャイコフスキーって「甘口」か「辛口」かで言えば、ダンゼン甘口の作曲家だと思うのですが、これは珍しくも辛口な曲。
    ときどき「弦楽セレナーデ」やなんかを彷彿とさせる甘いメロディも出ては来るのですが、それよりも目立つのは、ショスタコーヴィチかと思うほどに戦闘的な感じのリズム連打など、激しい箇所。

    一方、リムスキー=コルサコフ「ピアノ協奏曲」
    これは極めて理知的な音楽。全体が途切れずに演奏されるので、初めて聴いた自分としては2楽章がどこからだったのか、よくわかりませんでした(3楽章は何となくわかった)。
    ロシア音楽としては異端じゃないか?と思うほど見通しがいい。
    ピアニストのポストニコーワ(薬の名前みたいだ・・・)は指揮者ロジェストヴェンスキー氏の奥様でもあります。
    この2人のコンビによるCDとして、ブゾーニのピアノ協奏曲(カップリングで対位法的幻想曲)を持っていますが、華のある鮮やかな音を出す人だなーという印象そのままでした。

    ムソルグスキー「禿山の一夜」
    これはまあメジャー曲です。
    こういう曲は演奏され過ぎていて、いわゆる「手垢の付いた状態」になってる曲ですが、ロジェヴェンさんは全然奇を衒ったことをせず、無茶なテンポで煽ったりもせず、丹念に旋律線を浮かび上がらせるような演奏をしていました。アクロバティックな演奏を求める向きには物足りなかったかもしれませんし、こういう「普通なのにすごい」演奏は音の立体感が伝わる生演奏じゃないと良さが実感できないような気もしますが、グイグイ演奏に引き込まれました。
    オーボエがとても良かったです。

    ------------------------------------------------------------

    ところで、ずーっと前のブログで自分は「ロシア人ってーのは、なに考えてんだか、まったくわからんっす」って書いたことがあります。某先生によると、「ロシア人ってーのは、肉饅頭とかいうグロテスクな食べ物を食べるくらいガサツな奴らだ(だからロシア音楽を演奏する時はあんまり繊細すぎるような弾き方するな、というお話の中で)」とのことで、とにかくなんだか意味不明に仰々しくて冷たい感じってのは、ロシア人への一般的日本人のイメージではないでしょうか。

    普通はある国を旅すれば、その国に愛着が出るし、その国の人にも親しみが持てるようになります(だから旅好きが増えれば国際紛争なんてなくなる、とかいう話につながっていく)。
    でも自分はロシアに関しては、2度訪問した今でも「ようわからん国やったなー」という感じ。
    もちろんすごくいい人もいました。
    しばらくその後メールのやり取りをしたロシアの田舎のお兄さんもいました。
    でも、やっぱり彼らの考え方とかモノの感じ方はずいぶん我々とは違う気がする。結局、深く付き合わないとわからない人たちなのかもしれない。
    そういう感じが一番するのは、これまで自分が行った中ではロシアと中国が圧倒的でしたね。
    イスラム圏の方がよっぽどわかりやすい。彼らはコーランとアメリカ型生活との間で揺れているっていう所で座標軸が明確ですからでしょうかね。

    ロシア音楽にしても、「くるみ割り人形」だとか「シェヘラザード」なんていったメジャー曲は別としても、それ以外の圧倒的に膨大な量を誇るロシア音楽の多くは、この日本人の「ロシア人はわからん!」感をさらに増幅させてしまうような不可解な音楽が多いような気がします。

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