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タテラッツィ

  • author: タテラッツィ
  • 観たもの触れたもの、マンドリン音楽活動などについて、書いていきます。

    【告知】
    マンドリンオーケストラ“未完成』第11回演奏会
    2011年2月27日(日)浜離宮朝日ホール音楽ホール
    13時30分開場、14時開演
    シューベルト「未完成」、クルト・ヴァイル「小さな三文音楽」ほか。
    入場無料です。

    リベルテマンドリンアンサンブル2枚目のCD発売中!
    マンドリンオーケストラ編曲の最高峰と、新たな世界を切り拓いた委嘱作品を収録。

    指揮:中川賢一(Ken'ichi Nakagawa)
    マンドリン独奏:望月豪(Go Mochizuki)
    演奏:リベルテ マンドリン アンサンブル
       リベルテ マンドリン オーケストラ

    ご購入・お問い合わせはduende-juergaあっとまーくezweb.ne.jpまで!
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    NHK交響楽団11月定期公演C
    ここん所しばらくは土日が全て、

    入院・通院・演奏会・合奏練習

    の4択のいずれかで覆われておりまして、今度ワタクシに訪れる「平和な土日」は、12月18日(日)を待たなければならないという有り様。。。

    てなわけで、今は行きたい映画や展覧会、コンサートなどは一切合切ぜんぶ我慢しなければならない状況だったりするので、こうなってくると

    「最新情報をキャッチしていよう!」

    というモチベーションすらなくなってきたりするのであります。

    がしかしですね、実は幸いなことがありまして、11月はワタクシ、実は1年で一番仕事がラクな月なんですね!(^0^)

    というわけで、展覧会は平日はムリとしても、映画やコンサートは平日に行ってしまえー!ってことで、行ってまいりました~。
    (そして来週も行く予定あり!)

    NHK交響楽団
    第1554回定期公演Cプログラム
    NHKホール

    [指揮] マティアス・バーメルト
    [ピアノ] イモジェン・クーパー
    [曲目] ベートーヴェン/「プロメテウスの創造物」序曲
    モーツァルト/ピアノ協奏曲 第22番 変ホ長調 K.482
    ブルックナー/交響曲 第6番 イ長調


    N響は久々です。
    1990年代後半からこれまで数十回はN響の定期公演に通っていますが、今日はサプライズがありました。

    【あれ?意外とホールの音響良い??】

    →結論:勘違いでした(笑)

    NHKホールってのは、行ったことある方なら皆さん知ってるでしょうが、箱が大きすぎてクラシック音楽には到底向いていません。

    まー当然評判も悪く、N響の定期公演ってのは、毎月A定期とC定期がNHKホールでB定期がサントリーホールなのですが、B定期ばかりソールドアウトになっている状況です(座席数の違いもあるとは思いますが)。
    その実態はココをクリックすれば、一目瞭然です。

    でも、自分はこれまで少なくとも30~40回はこのNHKホールでN響定期を聴いてきました。

    何故か?

    それは・・・・安いから!(^^;)

    だってですね、最安席は1520円ですよ!1520円。

    仮にも(本当に「仮」という感じだが)「日本一のオケ」とされているオーケストラの定期公演がたったの1520円で聴けるってのはですね、もう「受信料くらい拒否しないでバンバン払ってあげちゃおう」って思わせるくらいの安さ(きっと受信料に支えられてるから可能な低価格なんですよね?)。

    学生の頃、オケを聴きに行くとしたら、もっぱらN響でした。
    「映画1本観るより安いじゃん」ってことに気づいてしまったんですね。

    もっともそのきっかけとしては、大学の大先輩でメトやオルフェウスといったマンドリンオケでもお世話になっておりますSNDOさんが大学のクラブの関係誌上で、学生向けに、

    「N響定期公演は安いし、学生にとっては勉強するのに一番いい」

    なんてことを書かれていたことがありまして、それ影響されて始めたことでもありました。

    学生席の1520円は一般で言う3000円くらいのカテゴリーの席になるのですが、われわれ一般人の場合、1520円で座れる席というのは、3階席の後方、通称「人民席」(笑)と呼ばれている?ところです。

    奏者の演奏している姿の小さいこと小さいこと!(もう慣れましたが)

    ppの箇所なんて、演奏より、お客さんの服の摺れる音やら息遣いやらの方がよく聴こえるくらいです!(もう慣れましたが)

    しかし、【サプライズ】として挙げたように、意外といい音響のようにも最初、聴こえたんです。

    それはきっと自分がオケ聴きに行ったの久々だったからかもしれませんね。マンドリンオケの音響ばかり聴いてて急に管弦オケ聴くと、音のボリューム感に「お-、すげえ響くなあ!」ってなることありません?>マンドリン業界の方

    しかしそれを差し引いてもなお、フルートやオーボエなどの音の潤いをこのホールで感じられたのなんて初めてのような気がして、やはりそれは不思議です。

    長い前置きはここまでにしまして、演奏の感想。

    1)ベートーヴェン/「プロメテウスの創造物」序曲★★★☆☆

    まあ可もなく不可もなく
    でも先日聴いた東京フィルの同曲の演奏(高関健指揮)の方が良かったかも。。。

    2)モーツァルト/ピアノ協奏曲 第22番 変ホ長調 K.482★★★★☆

    クーパーというピアニストのことは、恥ずかしながらその存在すら知らなかったのですが、素晴らしい演奏でした。

    形容詞で言うならば、「リリカル」って言うのでしょうかね?

    端正で節度のある表現、弱音の美しさ、こういうベトつかないピアノの音、自分としては好きなタイプのピアノの音です。
    もしかしたらメジャーどころでは、ピリスとかの音に近いかもしれません。

    22番はバレンボイムが弾き振りしているCDしか持ってませんが、クーパーの弾くCDが欲しくなりましたね。

    モーツァルトのコンチェルト、特にこの曲の場合は、ロマン派の多くの協奏曲のようにソリストがヴィルトゥオーゾ的アクションをするようなものではなく、ピアノとオケがかなり対等に扱われていますし、そういう点ではピアノだけ良くてもあまり満足できない所があると思うのですが、ことこの曲に関してバーメルト/N響は大健闘だったんじゃないですかねぇ。

    といいますか、N響ってモーツァルトの各ピアノ協奏曲をよくやるような気が何となくするんですが、(自分が聴いた範囲では)大抵いつも名演奏になっている気がします。

    小編成なので似あわなそうなのに、実はNHKホールにも合ってるような気がします(これは多分に感覚的なもので、ぜんぜん理屈で説明できない)。

    3楽章のカデンツァが少しヘンでしたが、全般に大満足です。

    3)ブルックナー/交響曲 第6番 イ長調★☆☆☆☆

    採点辛過ぎでしょうか?
    しかし、正直、ワタクシ、プロオケの公演で一楽章の途中で退出してやろうかと思ったのは、これがたぶん初めてですよ・・・。

    実は、この演奏会、自分が「お気に入り」にも入れていつも参考にさせてもらっておりますブログ、鎌倉スイス日記様が期待されていたので、「この方が期待されるくらいなら行ってみよう!」って気になったんですね(もっとも鎌倉スイス日記様は全くワタクシの知り合いでもないし交流もないのですが)。
    指揮者バーメルトってどんな人だか全く知らなかったにも関わらず(オケは基本的に指揮者で聴きに行くかどうかを決めるもの、と自分は思っておりますのでね)。

    しかし、今回は大ハズレを引いてしまいましたね・・・。

    で、この演奏を聴きながら、ずっと「じゃあなぜこの演奏は良くないんだろう?」ということを考えていました(すごく不幸な状態ですね・・・)。

    ・自分ははっきり言って結構ブルオタ(ブルックナーオタク)なので、この曲の「名演」と呼ばれるもの(ヴァント、ギーレン、スクロヴァチェフスキー、カイルベルト、クレンペラー)にもいろいろ触れているため、耳の要求が高くなってしまっているのでは?

    ・この日のN響の金管(特にホルン)の調子はサイアクで、音外しまくっていた。それが原因でその前後にもアンサンブルにおいてブルックナーの緊密なオーケストレーションでは到底あり得ない「すきま風」のようなものが発生してしまっていたこと

    ・やはりNHKホールはクソホール(←失礼ですねえー)

    ・この「6番」はブルックナーの中期以降の作品としては小粒な割には案外密度が濃く、後期の大作群7~9番のようにロマン的な身振り・爆音で聴かせるなどのハッタリは効きにくい。そのため、とてもボロが出やすいのではないか?
    (事実、かつて自分が聴いたプロオーケストラの演奏会の中で一番ひどい!って思った経験は、昔マドリードで聴いたスペインの国立オケのやはり「ブル6」だった)


    そんなことを考えました。

    しかしそうした理由を超えて大きいのが、恐らくは、

    様式感の欠如

    なのではないか?

    最終的には自分はそう結論付けました。

    ドイツの南部に「ノイシュヴァンシュタイン城」ってあるじゃないですか?

    ディズニーランドのシンデレラ城の元になったという、エレガントな城で、ドイツに観光旅行に行けば、大抵の人は立ち寄る所です。
    ちょうど「ドイツロマンティック街道」の終着点のあたりにありますしね。

    で、その麗しい城(様式についてはいろいろ物議がある城ではあるにせよ)のホンモノからしてみると、当たり前っちゃ当たり前ですが、ディズニーランドのシンデレラ城なんて、オモチャです(そして、あれはオモチャでいいのです。お客さんだってわかってます)。

    で、ブルックナーの音楽って、「名指揮者+凄腕オーケストラ」だからと言って「=名演奏」とはなりにくい面があるように思います。

    好みにもよりますが(←当たり前)、例えばカラヤン/ベルリンフィルのブルックナーなんて、「巨大音響体オバケ」みたいなもので、(ワタクシにとっては)感動とはほど遠いものですし、

    ドイツではベルリンフィルから比べればさすがに分が悪いとされている各種地方放送局のオーケストラ(バイエルン、ケルン、ハンブルグ、シュトゥットガルト、ザールブリュッケン、フランクフルト、バーデン=バーデンなど)によるブルックナーには「聴いてて涙が出そうになる!」ってくらいのものがいっぱいあるんです!

    (これはもしかしたらクラシック音楽というもの全体がそうなのかもしれませんが、)ブルックナーの音楽というのは、

    「19世紀のドイツ・オーストリア地方の方言」

    みたいなもんなのではないでしょうか?

    だからブルックナー独特の表現法を適切に理解したいわゆる「ブルックナー指揮者」が、ある程度の力量を持つオケに対してそれなりに指示を出せば、バツグンのパートバランスの元に音が溶け合うように音楽が響き渡るのですが、そこんところを失敗してしまうと、いくら優秀な奏者がベストを尽くそうにも、「うるさいだけの音響体」になってしまう。そんな気がします。

    「ブルックナー指揮者」の筆頭、ギュンター・ヴァントなどの演奏で聴くと、トランペットのffやfffの音がちっともやかましく聴こえないです。ある種の確信・必然性を持って悠然と鳴り響いている。

    それが、このバーメルトとかだと、とにかく「やかましい」という感じが先に立つんですね。

    自分はブルックナー演奏の基準をこの「やかましいと感じるかどうか」で判断する所がかなりあります。

    これは決して音量の総量が原因ではありません。

    かつて自分はヴァントが指揮するベルリンフィルのブルックナー8番をベルリンで聴いたことがあるのですが、「世界最大級」の音量を出すとされる爆音オケのベルリンフィルでさえ、たしかにその迫力には圧倒されはしたものの、ついぞ「やかましい」感じはありませんでした。

    ※ ちなみに、自分が思う、「トランペットなどのやかましさがあえて必要な音楽」としては、ショスタコーヴィチの交響曲(特に第8番3楽章なんかがわかりやすいか?)がありますね。
    あれはもはや意図的に聴き手が「やかましいわ!」って思うような作曲者の仕掛けですよね、きっと。いちいち神経に障るようなキリキリする音域で書かれてますし。

    でもブルックナーはそうじゃないんです。

    ノイシュヴァンシュタイン城をシンデレラ城風に演奏しちまったバーメルトめ~!!(怒笑)


    とは言ってもですね、じつはバーメルトの経歴を知って、「あ、これは仕方ないな」と思いました。

    だってバーメルトはあの「ストコフスキー」の弟子だったんですよ!

    バッハの「迷?オーケストラ編曲」(笑)などで知られる改変家ストコフスキー。
    この人の指揮する演奏は、曲を選べばすごく効果的なものが聴けて良いと思うんです(「チャイコ「眠りの森の美女」とか)。

    でも、この「シンデレラ城的改変」の天才によるブルックナーなんかは、やっぱり聴きたくないですもんね。

    バーメルトもブルックナーに向いてない(もう完全に決め付けてる^^)からと言って、他の音楽も良くないかどうかは、まだ即断できないな、と思いました。

    という具合に、先日書いたようにワタクシ、演奏もする人間ではありますが、必ずしも自分を「演奏家気質」だと思わないんですね。

    ブルックナーの交響曲なんて、マンドリン族の楽器しか弾くことができないワタクシの今の現状では、一生演奏する見通しはない(実は案外面白いような気もしてますが、たぶん仲間たちの同意が得られない・・・)でしょうから、自分はブルックナーを聴く時は完全に「奏者視点」はゼロです。

    できあがった音響体から遡って、どうしてこういう演奏になったんだ?

    って考えたりはしますけどね。

    で、今日はあまりにそこらへんが不可解だったので、演奏会の帰りにこの「ブル6」のポケットスコアを購入して、電車の中で、ミヒャエル・ギーレン指揮南西ドイツ放送交響楽団の名演を聴きながらスコア片手に「どこが違うとこんなに違うの?」と、いろいろ考えてました。
    その考察のちょっとした結果が上記のものであった次第です。






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