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投稿日:2006-01-25 Wed
【ただ今のBGM】ショスタコーヴィチ:交響曲第10番より第2楽章
(ムラヴィンスキー指揮レニングラードフィル)
同年同月の別の日のモノーラル盤もあったが,これはステレオ録音。一瞬たりとも気を抜けない恐ろしく緊張感の高い演奏だ。リハーサルも徹底して行なわれたのだろう,いざという時のオケの鳴り方も凄まじい。ムラヴィン/レニ・フィル絶頂期の記録だ。
昨年の年末に購入したショスタコの交響曲全集(ロジェストヴェンスキー指揮ソビエト文化省オケの演奏)、ようやくほとんど聴きました(どーしても地味な交響曲2番・3番あたりはなかなか聴く気がしないのでパスしてますが・・・)。
以前からご紹介しているとおり、マグマが噴出するかのような激しい表出力を伴った演奏で、とても満足しているのですが、ショスタコーヴィチと言って本来真っ先に出てくる指揮者と言えば、残念ながらロジェヴェンさんじゃないんですね。
作曲者との縁も深く、多くの作品を初演した、ソ連を代表する名指揮者ムラヴィンスキー。
この人の作り出す音楽は「新古典主義」と言ってもいいくらい冷静。力こぶを溜めてアクの強い表現をさせたりすることは、まずありません。
しかしその中で「弾けない団員をシベリア送りにした」とかいうウソだか本当だかわからない逸話もあるほどの厳しい練習で鍛えた完璧無比のアンサンブル(21世紀の今、世界中探してもここまで完璧なアンサンブルができるオケは1つもないでしょう)と、恐らくは彼自身の資質と思われるどこか寂寥感のある音世界、これらが混じって、ただでさえ緊張感が高くて暗いショスタコの音楽が、さらにぎゅーっと凝縮され、ゾクゾクするくらいの名演を生み出しました。
今聴いている交響曲第10番の演奏、そのあまりの厳しさに打ちのめされます。
そんでもって、さんざん「ガイシュツ」ですが、今年はショスタコ生誕100周年のメモリアルイヤー。
ちなみに、モーツァルト生誕250周年はさらにずーっと有名だから良いとして、実は今年、シューマン没後150周年でもあるらしい。これはひょっとしたらショスタコ以上に地味ぃですね・・・。
なにせ、自分、これまでに「シューマンが好き!」っていう人物に1人も出くわしたことがありません。
かく言う自分は、「まあまあ」ですが。
いくつか「いいな」って曲もあるけど、フリークにまでなる気はないみたいな、そんな作曲家。
自分が声楽やピアノの分野に知り合いがあまりいないってのが、たぶん大きいんでしょうけどね。そっちの分野ではシューマン好きってのは、きっと一大勢力を築いているでしょうから(?)
で、ショスタコの話に戻りますが、メモリアルイヤーの今年はそれなりに演奏会も例年よりはたくさんあったりします。
2006年は自分、とりあえず何を置いてもまずはショスタコの演奏会に通うことを自分に課すタスクとしてみようかな、なんて思っています。
タスクだなんて本当はウソで、実は単に「行きたくて行きたくてしょーがない」だけですけど(笑)
いやはや、ショスタコにすっかりハマってしまいました。。。
いま、実はショスタコの伝記も読んでます(笑)
彼の音楽は「楽譜から全てを読み取る」なんてことよりも、その後ろにある政治とかの影響をあれこれ考えながら推し量っていくのがある種の醍醐味ではないかと自分は思っています(そういう聴き方が全てではありませんが)。
まあ自分、音楽と同等かあるいはそれ以上に「ロシア・東欧近現代史好き」なもので(^^;)
音楽を聴く印象で言いますと、ショスタコって、生演奏とCDで聴く落差がかなり大きいんですよね。
CDだと上記のムラヴィンスキーや、せいぜいロジェストヴェンスキーくらいじゃないと感動できない所が、生演奏だとプロでショスタコをレパートリーとしているような指揮者なら誰の演奏でもけっこう感動しちゃいます。
というわけで、
2006年ショスタコイヤーに東京近郊で行われる主要演奏会メモ
(某所からのパクリですが、自分で多少補正しました)
☆はチケット購入済のもの(万障繰り合わせて聴きに行く)
○はぜひ行きたいので、恐らくこれからチケットゲットするであろうもの
△はできれば行きたいが時期・日程的にビミョーかなあ、というもの
済)は既に終了した公演の中で自分が行ったもの
・1月2日:「ジャズ組曲」より第2ワルツ(広上淳一=新日フィル@すみだトリフォニー)
済)1月6日、7日:「ピアノ協奏曲第1番」、「交響曲第4番」(トルプチェスキ、大野和士=新日フィル@すみだトリフォニー)
済)1月19日、20日:「森の歌」(フェドセーエフ=東京フィル@オペラシティ、サントリーホール)
・1月22日:「交響曲第8番」(小松一彦=新交響楽団@東京芸術劇場)
☆1月27日:「交響曲第5番」(ゲルギエフ=マリインスキー劇場管@ミューザ川崎)
・2月6日:「ピアノ三重奏曲第2番」(スロヴァキア・トリオ@浜離宮朝日ホール)
△2月7日:「ピアノ協奏曲第1番」(リフシッツ、ソンデツキス=リトアニア・バルティック室内管@東京文化会館)
・2月18日:「交響曲第9番」(ホーネック=読響@サントリーホール)
△2月19日:「交響曲第8番」(長田雅人=オーケストラ・ダスビーニャ@東京芸術劇場)
・2月24日、26日:「ジャズ組曲」より(ホーネック=読響@サントリーホール、東京芸術劇場)
・3月5日:「祝典序曲」(広上淳一=九州交響楽団@すみだトリフォニー)
△3月8日、9日:「交響曲第4番」(アシュケナージ=N響@サントリーホール)
・3月20日:「弦楽四重奏曲第2番」(大谷康子ほか@東京文化会館小ホール)
△3月26日:「24の前奏曲とフーガ(シリーズvol.1)、ピアノ三重奏曲第2番」(三宅麻美ほか@東京オペラシティ・リサイタルホール)
・4月8日:「チェロ協奏曲第1番」(マイスキー、井上道義=都響@東京芸術劇場)
・4月16日:「室内交響曲 Op.110a(バルシャイ編)」(高関健=新交響楽団@東京芸術劇場)
・4月20日:「交響曲第5番」(笹崎榮一=戸田交響楽団@東京芸術劇場)
・4月21日、22日:「室内交響曲」、「交響曲第5番」(バルシャイ=読響@サントリーホール、東京芸術劇場)
☆5月23日:「交響曲第10番」(フェドセーエフ=モスクワ放送響@サントリーホール)
○5月27日:「ヴァイオリン協奏曲第1番」、「交響曲第7番」(川久保賜紀、キタエンコ=東京交響楽団@サントリーホール)
・6月21日:「ヴァイオリン協奏曲第1番」、「交響曲第7番」(渡辺玲子、ジャッド=新日フィル@サントリーホール))
△6月29日、30日:「交響曲第5番」(ネーメ・ヤルヴィ=日フィル@サントリーホール)
△8月5日:「24の前奏曲とフーガ(シリーズvol.2)、ミケランジェロの詩による組曲より、チェロとピアノのためのソナタ」(三宅麻美ほか@東京オペラシティ・リサイタルホール)
・9月10日:「祝典序曲」(エッティンガー=東京フィル@オーチャード)
・9月18日:「室内交響曲(バルシャイ編)」、「チェロ協奏曲第1番」、「交響曲第5番」(趙静、デプリースト=都響@東京芸術劇場)
○10月4日、5日:「ヴァイオリン協奏曲第1番」(ロジェストベンスキー=読響@サントリーホール、東京芸術劇場)
・10月8日:「交響曲第1番」、「ヴァイオリン協奏曲第1番」、「ボルト」(ロジェストヴェンスキー=読響@東京芸術劇場)
・10月14日:「交響曲第1番」(沼尻竜典=日フィル@横浜みなとみらいホール)
○11月19日:「交響曲第11番」(インバル=都響@サントリーホール)
△12月10日:「交響曲第8番」(デプリースト=都響@サントリーホール)
・12月10日:「24の前奏曲とフーガ(シリーズvol.3)、ピアノ五重奏曲」(三宅麻美ほか@東京オペラシティ・リサイタルホール)
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リサイタルホールリサイタルホール(りさいたるほーる)は、大阪府大阪市にあるコンサートホールである。ホールの運営はこのホールがある新朝日ビルを管理している朝日ビルディングが行っている。このホールは、旧称がABCホール(初代)→SABホールで、1958年にこのホールが 2007-07-27 Fri 20:05:26 | 『ホール』全国一覧。
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