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タテラッツィ

  • author: タテラッツィ
  • 観たもの触れたもの、マンドリン音楽活動などについて、書いていきます。

    【告知】
    マンドリンオーケストラ“未完成』第11回演奏会
    2011年2月27日(日)浜離宮朝日ホール音楽ホール
    13時30分開場、14時開演
    シューベルト「未完成」、クルト・ヴァイル「小さな三文音楽」ほか。
    入場無料です。

    リベルテマンドリンアンサンブル2枚目のCD発売中!
    マンドリンオーケストラ編曲の最高峰と、新たな世界を切り拓いた委嘱作品を収録。

    指揮:中川賢一(Ken'ichi Nakagawa)
    マンドリン独奏:望月豪(Go Mochizuki)
    演奏:リベルテ マンドリン アンサンブル
       リベルテ マンドリン オーケストラ

    ご購入・お問い合わせはduende-juergaあっとまーくezweb.ne.jpまで!
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    「千葉でちょっと気軽にオペラ」
    【ただ今のBGM】
    スケルツォ第2番(ショパン)
    (ピアノ:ルイサダ・NHK教育TV「芸術劇場」より)


    今日はオペラを観てきました。

    千葉でちょっと気軽にオペラVOL.20
    2006年2月19日(日)
    ドニゼッティ「愛の妙薬」
    ハイライト原語上演(解説・字幕付き)


    と言っても、題名のとおり、これはいわゆる「オペラ劇場」でやるようなかしこまったオペラじゃございません。

    ↓主催者のサイトより

    千葉で高いレベルの演奏が聴けると多くのお客様から高い評価を頂いて、こけら落とし公演 2000年3月 千葉でちょっと気軽にオペラ、「オペラを愉しむために」公演から始まりました。

    2004年で5年目となります。
    千葉オペラの十八番としての「カルメン」や「椿姫」「愛の妙薬」「リゴレット」など数々のオペラ演目をご紹介してきました。
    始まりの頃は何もない装置の中で演じるのみでしたが、最近では、舞台美術の助っ人も現れて舞台の本格的な演出もつきました。
    サロン型式の小さな空間で繰り広げられる上質の公演は『小空間オペラ』という新たなオペラの楽しみ方を提供しています。
    高いレベルのソリストによるここでしか体験できない迫力ある本格的なオペラハイライト上演を 是非ご覧下さい。


    わずか85席!の小空間オペラ公演。
    入場料はわずか4000円!(小・中・高校生は1000円)です。

    主催者の女性の方は、今をときめく(??)一級建築士。
    その方が千葉の住宅地の中に建てた3階建ての建物は、

    1階が建築事務所(オペラ公演時には受付)
    2階がホール(オペラ公演会場)
    3階が自宅

    なのだそうです。

    うーん、ステキな人生です。
    羨ましい。
    でも相当なパワーも必要でしょうね。

    そして、このオペラ公演、ピアノ伴奏のみでオーケストラはナシ。
    (もともとオペラは作曲者が練習用にピアノ譜を書いてるケースが多いですね)

    そして、わずか4人のキャストと最小限の大道具・小道具により行われていました。
    もちろん指揮者なんていません!

    そもそも、

    オ・ペ・ラ

    って言うとですね、特にここ日本ではまだまだ馴染みが薄く、「敷居が高い!」って思われているジャンルですよね。

    そしてこの「敷居が高い」は、実は「偏見」でも「先入観」でも何でもなく、全くもって正当な評価だったりもします。

    なぜ?って、日本で海外の一流歌劇場の引越し公演のチケット買おうと思ったら、軽く4~5万はするんですから!
    (E席やF席だと1万円台だったりもしますが、ほとんど席数がないので入手超困難)

    そんなもんに通う人間は、

    ・王侯貴族(18世紀的聴衆)
    ・普通のお金持ち(19世紀的聴衆)
    ・協賛企業関係のお得意様(20世紀的聴衆)
    ・マニア、ヲタク(21世紀的聴衆)

    のいずれかでありましょう。。。

    しかし、上記4項目に該当する人の数なんて、1億人を超える我が国の人口において、わずか数十万人って所が関の山ではないかと。
    ほとんどの人には無縁のものなんですね、オペラなんて。

    それでもまだ、東京23区に住んでいる人にとっては、家の近くで日常的に世界トップクラスのオペラ公演が行われているわけで、何かの拍子(?)に突如きっかけを掴む可能性も比較的高いと言えます。
    (東京はクラシックやオペラに関しても世界有数の「消費都市」なようで)

    しかし、これが郊外や地方になると、その確率はグンと下がります。
    経済大国の日本と言えども、文化芸術面で真に先進的と言えるのは、東京と大阪、あとは松本とか別府とか一部の都市くらいのもの。残念ながら。

    東京近郊の千葉、ここはよく「文化芸術不毛の地」とか言われます。

    プロ野球チームがあったり、Jリーグのチームがあったり、高校野球や高校サッカーでは、そこそこ強豪だったり、「スポーツ県」のイメージなんですね、千葉って所は。
    (学生の吹奏楽やオケはそれでも盛んなようですが)

    現在千葉に住んでいるとは言え、もともと千葉育ちではない(注:24歳で千葉に来た)ワタクシとしましては、よく実態を知らないのですが、どうやら千葉という所は、学校教育の現場も、ずいぶんと体育会系な押し付け教育をするようです。

    で、自分は千葉のこういう面が実に不満で、結局、休日はマンドリンにせよどっかの公演や映画に行くにせよ、東京23区か横浜方面へ行くことが多いんですね。

    なにせ、千葉には世界の一流オケはほとんど全く来ないし、海外のオペラ座なんてものは一切全く来ない。
    日本のプロオケでさえ、N響と東京フィルあたりが、ちょっと格下の指揮者を連れて申し訳程度の公演を行うくらいしかありません。

    これはまあしかし、ある程度いたし方ない所もあります。

    千葉県の総武線沿線の人口って、浦安・市川・船橋・習志野・千葉の全市を足しても200万人強しかいません。
    それでは800万を超える東京23区はもちろんのこと、川崎と横浜で400万人を超える神奈川とも同じように公演を打てる筈もないのは、明らかなんです。
    (それでも人口で大差のない埼玉にも「大差で!」負けてるのは、問題だと思いますが・・・)

    千葉に限らず、郊外や地方都市で芸術が花開くには、恐らく、

    「大掛かりではないけれども良質な公演」を、

    「センスのいい主催者によって」

    打ち出していく他ないんですね。

    そんなわけで、この「千葉でちょっと気軽にオペラ」がはや7年20回の歴史を迎えていることは、とても心強いことだなーと思いました。
    むしろ自分ももっと早く行くべきでした。

    最近の自分は、マンドリン五重奏団les Cinqを結成したこともありますが、小編成・室内楽的な公演に興味を持つ傾向があります。

    お客さんの顔が見える距離感、そして出演者1人1人の個性が見える人数(ヒト桁)での公演っていうのは、臭いコトバで言うと、「心の交感」があるような気がするんです。
    もちろん、その分、緊張感もすごいですが。。。

    そんなわけで、今回この公演に行った1つの理由は、

    「お客さんが数十人、出演者がヒト桁という環境での公演のやり方」

    を学ぶため、ということも大きかったんですね。

    字幕をPCからコンクリートの壁に向けて照射したり(パワーポイント?)、出演者がアドリブでお客さんに語りかける日本語の歌詞を組み込んで盛り上げたり、お客さんに向けて紙ふぶきを巻いたり、いろんな工夫がありました。

    そして、肝心の公演の中身、これも素晴らしかったです!

    プロのオペラ歌手が狭い空間で、それこそ「ツバが届く距離」でオペラを歌うんです。
    そらもうすごい迫力です。

    オペラにはいまいち疎い自分は、イタオペと言えばロッシーニ・ヴェルディ・プッチーニといった代表的な作曲家の主要作品、その中でもごく一部のものしか生で体験したことはありません。
    ドニゼッティは上記3人ほど有名ではなく、オペラ好きの為の作曲家じゃないの?なんて先入観もあり、これまで全く観たことも聴いたこともありませんでした。

    この「愛の妙薬」、音楽も筋書きもすごくシンプル、いやかなりのドタバタ劇(笑)。
    狭い劇場空間が笑い声に包まれるとともに、他のお客さんの笑顔が見えて、とても楽しいものでした。
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    レビュー | 01:21:33| Trackback(0)| Comments(0)
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