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タテラッツィ

  • author: タテラッツィ
  • 観たもの触れたもの、マンドリン音楽活動などについて、書いていきます。

    【告知】
    マンドリンオーケストラ“未完成』第11回演奏会
    2011年2月27日(日)浜離宮朝日ホール音楽ホール
    13時30分開場、14時開演
    シューベルト「未完成」、クルト・ヴァイル「小さな三文音楽」ほか。
    入場無料です。

    リベルテマンドリンアンサンブル2枚目のCD発売中!
    マンドリンオーケストラ編曲の最高峰と、新たな世界を切り拓いた委嘱作品を収録。

    指揮:中川賢一(Ken'ichi Nakagawa)
    マンドリン独奏:望月豪(Go Mochizuki)
    演奏:リベルテ マンドリン アンサンブル
       リベルテ マンドリン オーケストラ

    ご購入・お問い合わせはduende-juergaあっとまーくezweb.ne.jpまで!
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    太陽
    今週末の予定です。

    ・土曜日
    午前 病院で診察を受け、薬をもらう。

    午後 2楽団の練習が競合してしまったのですが、今回はプロ指揮者の岡田先生もいらっしゃる日なので、リベルテの練習に参加させていただこうと思っています(“未』の方、すみませぬ・・・)

    夜 飲み会

    しかし、この週末唯一練習に出られるリベルテの皆様にも、楽譜関連でいろいろご迷惑をおかけしています。
    具体的には、出すべきパート譜をなかなか出せず、申し訳ありませぬ・・・。

    ・日曜日
    この日は、自分にとって年に3~4回しかない休日出勤の日。
    イベント勤務。
    6時~23時30分頃までの長時間勤務です・・・。
    しかも外です・・・。
    幸か不幸か天気予報は、晴れ。30℃以上になる模様・・・。

    場所は千葉の中心市街地です。

    よって、メトポリ(という略語を使ってる人がいたのでマネしてみます)の練習は出られないです(メトポリの方、すみませぬ・・・)

    -----------------------------------------------------------

    映画「太陽」を観ました。

    すごい人気だとは聞いていましたが、銀座シネパトスで2つのスクリーンを同時に占拠しているというのに、1日のほぼ全ての回で「満席」だそうで、座席に座って観るには、なんでも2時間前には現地で整理券を受け取らないと厳しいんだとか。

    というわけで、自分は立ち見でした。
    と言っても通路に座って観るので、そんなに映画を観るのがツライ環境でもないです。床は固いのでお尻は痛いですが・・・。

    この映画、自分のことを「神」と呼ばれた男が、1人の「人間」であることを宣言するに至るまでの話です。

    男の名は「ヒロヒト」。

    つまり、日本人なら誰でも知っている、昭和天皇その人です。

    もっとも、この映画は「昭和天皇」という肩書き、あるいは、「神」としての側面よりは、「ヒロヒト」なる1人の男を描いた作品なんだろうと、自分は思いました。

    右の翼の方々の脅しなどもあったとかで、日本での公開はムリだろうって言われてたんですね。

    だからamazonのUKあたりからDVDを輸入して観たっていう人も結構いたみたいです。自分も実はそうすることを検討していたら、公開してくれた!っていうわけです。

    英題:The Sun
    監督:アレクサンドル・ソクーロフ
    脚本:ユーリー・アラボフ
    美術:エレナ・ズーコワ
    音楽:アンドレイ・シグレ
    出演:イッセー尾形、桃井かおり、佐野史郎、ロバート・ドーソン
    2005年スイス=ロシア=イタリア=フランス映画/1時間55分
    配給:スローラーナー


    監督はロシアの奇才、ソクーロフ。

    ここ数年、気になっている監督の1人で、これまでにいくつかビデオやスクリーンで観ました。

    エルミタージュ美術館の中を周遊する「エルミタージュ幻想」なんて映画は、クラクラするほど幻想的で、なかなかいい映画ですよ。

    しかし、今回の客層は明らかに通常のソクーロフ作品を観る人たちとは違う。

    ソクーロフの映画で、上映開始後にもビニール袋をガサゴソしまくる人とか、これまではいませんでした。

    ソクーロフの映画ってのは、暗闇と静寂に包まれ、映像の1コマ1コマがやたら長大で、その中から囁き声のような控えめながら決定的な力を持つメッセージを嗅ぎ取っていくもの。

    そのような映画がポピュラリティを獲得する筈はなく、超映画好きみたいなスノッブなお客が渋谷ユーロスペースあたりのマイナー映画館にやってきて、ワケ知り顔で観て帰る、そういう映画を作る監督であるハズでした。

    しかし、最近の映画はそうでもないかも。割と「普通の感覚」で観られる映画が増えてきたように思います。

    この「太陽」も、ソクーロフならではの静寂と暗闇に包まれた側面は十分に発揮されつつも、どこかしらユーモアのようなものが感じ取れる映画となっていました。

    これには主演の昭和天皇役イッセー尾形の功績が大きいように思いました。

    彼は完全に昭和天皇になりきっています。

    昭和をあと15年ほど残して生まれてきた自分は、昭和天皇の生前の様子というのを多少なりともリアルタイムで見知っている最後の世代だと思いますが、その自分の感覚だと、昭和天皇と言ったら、冗談の通じなそうな、ちょっといかめしいイメージがあったのですが、このイッセー尾形扮する昭和天皇は、実にチャーミング。

    かなりオトボケキャラです(だから右の翼の人は気に食わない映画かもしれません)

    時代考証的には結構ハチャメチャらしく(というか通常の日本人の感覚があれば、そのことには誰もが気付くはず)、自分はこの映画を「昭和史発掘」とか、そういう社会科学的側面から観ると、きっと失望すると思うのですが、それはそれでいいんだと思います。

    この映画は、上にも書いた、

    「神と呼ばれた男が人間宣言をするまでの軌跡」

    という、一個人のパーソナルな部分を追いかけた映画だと思うので、製作する上では歴史考証などよりも、想像力を働かせた部分の方が大きくて当然だと思います。

    ロケ地はロシアのサンクトペテルブルクだそうで、だから、日本風の建物なんか全然登場しないんですが、しかし、それでもこの映画は、

    「西洋人の撮った忍者モノにありがちな禍々しさ」

    みたいな不純さを感じさせることはなかったです。

    そこが、ソクーロフの映像詩人として偉大な所で、「昭和天皇」の話を、完全に「ヒロヒト」という男にまつわるフィクションに仕立て上げることに成功したんだと思いました。
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    映画 | 01:33:55| Trackback(0)| Comments(2)
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