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タテラッツィ

  • author: タテラッツィ
  • 観たもの触れたもの、マンドリン音楽活動などについて、書いていきます。

    【告知】
    マンドリンオーケストラ“未完成』第11回演奏会
    2011年2月27日(日)浜離宮朝日ホール音楽ホール
    13時30分開場、14時開演
    シューベルト「未完成」、クルト・ヴァイル「小さな三文音楽」ほか。
    入場無料です。

    リベルテマンドリンアンサンブル2枚目のCD発売中!
    マンドリンオーケストラ編曲の最高峰と、新たな世界を切り拓いた委嘱作品を収録。

    指揮:中川賢一(Ken'ichi Nakagawa)
    マンドリン独奏:望月豪(Go Mochizuki)
    演奏:リベルテ マンドリン アンサンブル
       リベルテ マンドリン オーケストラ

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    【書籍】ボスニア戦記
    世間では「●△戦記」と言えば、「ゲド戦記」な今日この頃。

    そちらは子供の頃、原作を読んだっきりで、映画もあまり評判良くない(?)もんですから、

    「1年くらいしてTVでやってるのを観ればいいや」

    くらいに思ってる次第です(そうやって、結局、「ハウル~」は未だに観てませんが・・・)

    で、今日読み終えたばかりのホヤホヤな本は、


    ボスニア戦記(水口康成)



    旧ユーゴスラビアにたった一人で潜入、セルビア勢力側からの報道を続けてきた、戦場カメラマンの記録。戦火のボスニアに取り残された、ただ一人の在留日本人・中屋敷郁子さん一家の救出に見た、外務省の「邦人保護政策」を告発する。


    今年7月に旅してきました旧ユーゴ関連本。

    かなりたくさんの本を出かける前に読み込んで行きましたが、これは帰国後にネット上で評判を知り、図書館からみつけてきた本です。

    著者はジャーナリスト。NHKやテレ朝でも、彼の撮った映像が使われたと言いますから、ボスニア紛争においては、第一級の仕事をしたジャーナリストの1人だったということなのでしょう。

    「旧ユーゴではセルビアが悪者」

    これは、欧米(特に米と独ですが)においては普遍の定理と言っていいくらい暗黙の了解となっている事項です。

    そうなってしまった背景を暴いた「戦争広告代理店」にもあるように、これはボスニアのムスリム政府とアメリカのPR企業の共謀作業の賜物だったわけでして、罪のない大多数のセルビア人は、その高価な代償を今なお払わされているのです。

    この水口氏の著書は1996年出版ですが、既にこの段階(ボスニア停戦は1995年)で、メディアの反セルビア姿勢に大いなる疑問を持ち、暗にバックボーンに何かがいることさえ示唆しています。

    そして彼はセルビア側からこの紛争の一部始終を見るという、「何故か」誰もやろうとしなかったことをやってのけたのでした。

    しかしながら、この著者の最も仰天すべき特質は、その淡々とした書きっぷりの中でうす気味悪いほどに見えてくる、行動の大胆さにあります。

    旧ユーゴ内戦最大の激戦地ブコバル(市街地の9割以上が破壊された)の市街戦なんかも、塹壕の中で観てきているし、

    サラエボの通称「スナイパー通り」をスナイパー側(セルビア側)と狙われる通り側(ムスリム側)両方で観てきていて、そんなことをまるでへっちゃらな感じにサクサクと報告しています。

    彼はあくまで、そうした状況を、

    「おいら、こんな危険な目に遭っちゃってさぁ。どうだ、すげーだろ、ビビっただろ?この平和ボケ国民どもよ!」

    っていう、某「不肖MYJM」氏みたいな「冒険野郎」のスタンスではなくて、事象の本質を透徹した視点で見抜き、あくまでその点をこそメッセージとして読者に伝えようとする、そういうタイプのジャーナリストなんだと思いました。

    特に、「邦人保護」の章は、日本の外務省のことを「害務省」と呼びたくなるほど、腐りきったこの組織の体質を深くえぐった報告で、大変興味深いものでした。




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    読んだ本 | 02:27:17| Trackback(0)| Comments(0)
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