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タテラッツィ

  • author: タテラッツィ
  • 観たもの触れたもの、マンドリン音楽活動などについて、書いていきます。

    【告知】
    マンドリンオーケストラ“未完成』第11回演奏会
    2011年2月27日(日)浜離宮朝日ホール音楽ホール
    13時30分開場、14時開演
    シューベルト「未完成」、クルト・ヴァイル「小さな三文音楽」ほか。
    入場無料です。

    リベルテマンドリンアンサンブル2枚目のCD発売中!
    マンドリンオーケストラ編曲の最高峰と、新たな世界を切り拓いた委嘱作品を収録。

    指揮:中川賢一(Ken'ichi Nakagawa)
    マンドリン独奏:望月豪(Go Mochizuki)
    演奏:リベルテ マンドリン アンサンブル
       リベルテ マンドリン オーケストラ

    ご購入・お問い合わせはduende-juergaあっとまーくezweb.ne.jpまで!
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    ふつうのクラシック演奏会
    【ただ今のBGM】
    ピアノ協奏曲第2番(ブラームス)

    カール・ベーム指揮ウィーンフィルハーモニー管弦楽団




    バックハウスの壮年から最晩年の揺るぎのない歩みと,ウィーン・フィルが最もウィーン・フィルらしかった頃の愛すべき記録。主席チェロ奏者ブラベックの滋味をたたえたソロも聴き手をうならせる。

    久々にクラシックの演奏会を聴いてまいりました。

    東京のクラシック演奏会は、例年、9月後半から12月中旬にかけての時期にいいものが集中しています。
    私の感覚では、1年の中で聴きたい演奏会の60~70%はこの3か月に集中している感じです。

    逆に7~8月は企画モノがポツポツある程度。
    (地方ではフェスティバルなどが盛んに行われていますが)

    で、今日は、いったいいつ以来になるのか覚えてないくらい久々の演奏会通いだったわけですが、これからはオンシーズンなので、行く機会も次第に増えていくことでしょう。

    特に10~11月はすごい状況ですね。

    世界屈指のオケ・室内楽団・ソリストなどが入れ替わり立ち変わり、日本に来ます。ベルリンやウィーンやロンドン、ニューヨークにいるよりも、ひょっとしたら東京にいる方が、世界トップの演奏に多く触れられるかもしれないくらいな状況です。
    (ただし、やはりここは本場ではなく、しかも本場から遠いので、チケットは、特にオペラとオケに関しては、クソ高いのですが・・・)

    その第一弾となりそうな今日の演奏会。

    「超法規的措置」により無銭飲食じゃなかった、無銭視聴してきちゃいましたので、立場上、あまり辛口コメントはできませんが、まあそれなりに楽しめました。

    東京フィルハーモニー交響楽団 定期演奏会

    2006年9月7日[木] 東京オペラシティコンサートホール

    指揮:ダン・エッティンガー
    ピアノ:マルク・アンドレ=アムラン

    ピアノ協奏曲第2番(ブラームス)

    アンコール:前奏曲第2集より「ヴィーノの門」(ピアノ独奏)

    交響曲第3番「英雄」(ベートーヴェン)


    うーん、私が最近行く演奏会にしては画期的なくらい、「ふつうのクラシックの演奏会」ですね(笑)

    そう、もうですね、ベートーヴェンやらブラームスやらって辺りのオケ物は正直過去10年少々の間にあまりにも多く聴き過ぎてしまって食傷気味となってしまいまして、ここ2~3年くらいは、日々の生活の中でこれらの作曲家のオケ曲を聴くことはほとんどなくなっているのですね(その代わり彼らの室内楽やピアノ曲はときたま聴いてます)。

    まあしかし、今回の目当ては、超絶技巧を持つピアニスト、アムランだったりするのですけど。


    1)ピアノ協奏曲第2番(ブラームス)★★★★☆

    今、手元に「レコード芸術編 名曲名盤300」なんて本があります。
    この本は、自分がクラシック音楽をまだ聴き始めたばかりの時に購入したもので、「まずはこの本にある300曲は全て制覇してみよう」という所から私のクラシック体験はスタートしているんです(といいつつ、好き嫌いが多いので、未だこの「300」の中で未聴曲が10や20くらいは存在していますが・・・)。

    このブラームスの「ピアノ協奏曲第2番」なんてのは、当然「300」には楽勝で入ってくるくらいの作品なのですが、自分は何故だかこれまでちゃんと聴いてこなかった曲で、家には冒頭でご紹介したバックハウス(ピアノ)、ベーム/ウィーンフィルのCDがあるのみです。

    このCDと今日の演奏では、正反対のイメージだったのが興味深かったです。

    CDの方は、オケもバックハウスのピアノも、非常に素朴に弾き進めていく感じだなぁ、【典雅】とはこのことだなぁ、などと思っていたのですが、今日ライブで聴いた演奏は、もっとあざといまでに表現しようとする意欲が感じられたものでした。

    1つにはピアニストの性質が真逆といっていいくらいに違うことがあるのでしょう。

    バックハウスと言えば、村上春樹の小説の中で、主人公がちょっと感性の鋭そうな女の子に、

    「バックハウスとグールド、どっちを聴く?」

    なんて尋ねて、女の子は当然の如く、

    「グールド」

    って答える、そんなかませ犬的存在という印象があります。

    つまり、村上氏の中でのバックハウスは、

    保守的で野暮ったいもの・旧時代の「一流」

    そんなイメージだったのではないか?ということがこの一節の中から看取されます。

    そして、カール・ベーム様と言えば、ウィーンフィル黄金時代(?)の1960~70年代に、事実上の「常任指揮者」待遇だった人。

    注)ウィーンフィルは1930年代以降、現在に至るまで常任指揮者を置いていない。

    そんな、ガンコ親父的な強さと凡庸さと安心感が並存したようなこのCDの演奏。

    一方で、今日の演奏。

    ピアニストのアムランは、超絶技巧の持ち主で、通常のピアニストがサジを投げるような難しい曲を軽々と弾いてみせる、そんなタイプの人。

    指揮者のエッティンガーは初めて聴きましたが、ユダヤ系なのでしょうか?
    あのネバネバ感とオペラ的な歌心、それでいてアーノンクールばりのメリハリを企てる。
    正直なところを言いますと、「よくわかりませんでした」・・・。

    いろいろ企てている感じなのですが、それが曲作り全体の中でどのように有機的意味を持つものなのか、そのあたりの説明に欠ける解釈であるように感じました。

    スマート打撃系のアムランと、ネバネバ+デフォルメ派のエッティンガーはあまり相性は良くないのかもしれません。

    あとオケ(特にホルン)は酷かったです。
    プロオケとしては最低水準を下回ってるんじゃないでしょうか、この日の出来・・・。

    とは言え、4点付けたのは、「超法規的措置」で聴いたから、ではなくて(それも少しだけありますが)、この「ピアノ協奏曲第2番」という曲の面白さを初めてきちんと認識する機会を得ることができたから。

    こんなにいい曲だったんですね。

    ロンド楽章の第4楽章なんか、昨年リベルテでやった「ピアノ四重奏曲第1番」に近いものがありますね。

    ああいう、どこかの洋館に迷い込んだ時に流れてきてほしい感じの音楽、そうそう世間中見渡してもあるもんじゃありません。

    2)交響曲第3番「英雄」(ベートーヴェン)★★☆☆☆

    この曲はたぶん30種類前後はCDを持っていまして、もう本当に「耳タコ」なんですが、今日みたいなデフォルメ志向の解釈はほとんど聴いたことがありません。

    指揮者はいろいろ企てようとしているのに、それが奏者に届いていない、そんな感じを受けました。

    が、お客さん大ブラボー大会。

    私に聴く耳がなかったということなのでしょうか・・・?

    いささか私はこの曲をたくさん聴き過ぎて、いまさら新鮮味を感じて聴けなくなっている、ただそれだけのような気もします(苦笑)
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    音楽全般 | 01:15:43| Trackback(0)| Comments(0)
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