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タテラッツィ

  • author: タテラッツィ
  • 観たもの触れたもの、マンドリン音楽活動などについて、書いていきます。

    【告知】
    マンドリンオーケストラ“未完成』第11回演奏会
    2011年2月27日(日)浜離宮朝日ホール音楽ホール
    13時30分開場、14時開演
    シューベルト「未完成」、クルト・ヴァイル「小さな三文音楽」ほか。
    入場無料です。

    リベルテマンドリンアンサンブル2枚目のCD発売中!
    マンドリンオーケストラ編曲の最高峰と、新たな世界を切り拓いた委嘱作品を収録。

    指揮:中川賢一(Ken'ichi Nakagawa)
    マンドリン独奏:望月豪(Go Mochizuki)
    演奏:リベルテ マンドリン アンサンブル
       リベルテ マンドリン オーケストラ

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    聴き合う
    【ただ今のBGM】
    交響曲第4番「ロマンティック」

    ギュンター・ヴァント指揮ミュンヘンフィルハーモニー管弦楽団



    発売し立てホヤホヤのCD。
    ここん所、立て続けにヴァント/ミュンヘンフィルの演奏がCD化されていますが、特にブルックナーに関しては、彼の手兵のNDR(北ドイツ放送響)よりも、ベルリンフィルよりも、このミュンヘンフィルの方がしっくり来ます。

    北ドイツの音はちょっと硬すぎて、どこかしらまだ開花し切っていない蕾を連想するような緊張した感じの演奏だし、ベルリンフィルは逆に懐石料理を食べに来た筈が、ゴージャスなステーキが出てきてしまったような演奏になっているように思いました。
    (と言っても、どれもこれも素晴らしいのですけどね)

    その点、ミュンヘンフィルは、パートごとの旋律の受け渡しの妙が一番自然に聞こえます。そして音色が温かい。暖色系の演奏。
    これまでミュンヘンフィルとの演奏というのは、いわゆる海賊盤でしか入手できなかっただけに、ここ最近の矢継ぎ早の正規盤化の流れは歓迎すべきものです。

    ブルックナーの交響曲ってのは、とにかく長いです。

    60分以内で収まれば、かなり短いというくらい。
    このミュンヘンフィルとの4番は、72分47秒だそうです。

    1曲4~5分のポップス中心の音楽ライフを送っている人が、突然気まぐれでクラシックを聴き始めたとしても、なかなかブルックナーやマーラーは手が出ない、、、という方が結構いるようですが、それもその時間感覚の違い(単に長いということの他に、1つ1つの旋律・展開の長さもありますが)にその一因があるのではないでしょうかねえ。

    分刻みのスケジュールで生きている我々21世紀人にとって、彼らの音楽は、あまりに悠長に構えすぎているんです。

    彼らの音楽が大好きな自分にしたって、普段から70分~80分という単位の時間で物事を捉えるような習慣があるワケがありません。
    そんなことしてたら、サラリーマン失格です。
    まあ、だからこそ、こういう非現実的な音楽を聴いて、バランス取ってるのかも?しれませんし、そんなことは全く関係ないかも?しれませんし、それはわかりませんけど。

    だいたい、マンドリンオケで選曲する時だとか、他のマンドリン楽団の演奏会に足を運ぶ段になった時なんか、30~40分の曲が1つでもあろうものなら、「今回の●団は超大曲の□×△をやる!!」なんて触れ回ってる人がいるくらいですから、いかに短い時間間隔の方が多いのか、窺い知ることができます。

    マンドリンでも、1曲80分で、演奏会全体がその1曲で終わり!みたいなのあったっていいんじゃない?って思うんですけどねえ。

    しかしこのヴァント/ミュンヘンフィルのブル4は素晴らしいですねえ。

    CDの演奏に感動するなんてことは滅多にないんですが、これを聴いてますと、どこかしらライブの空気感の片鱗のようなものが伝わってきます。「きっと現地ではこんな響きがしてたんだろうな」という想像ができちゃうのです。

    いま、4楽章聴いてますが、あまりに素晴らしいので、ところどころ、ブログを書く手を休めて聴き入ってしまっています。

    たっぷりとした響き、絡み合う管楽器群の音なんて、すげーきれいに絡んでます。
    3楽章の呈示部(再現部)のホルンの狩りの音から管楽器群が絡んでいくところ、すごく綺麗でした。

    お互いがそれぞれの音をよく聴けてるんでしょうねえ。
    「他のパートの音をちゃんと聴け!」って言いますが、それがもし耳に入っていたとして、どれだけそれを認識し、自分の出す音に還元させられているのか、自分なんかは不安なことも多いんですけどねえ。

    ミュンヘンフィルに、聴き合うことで生まれる美しいハーモニーを持ち込んだのは、かのチェリビダッケだったといいますが、ヴァントが振った時でもその伝統は生きているんですね。

    先週のマンドリンオケ“未完成』では、本来は歌の畑のK先生にご指導いただいたんですが、先生はいつも、「いま自分が担当している音がその前のどのような旋律から影響を受け、次のどんな音に受け渡していくことになるのか、それを考えなさい」とおっしゃいます。
    それから、「メロディを担当している人は、●パートの伴奏の音、このパートの和声が変化したのを聴き取ったら、ちゃんとそれに影響されたということをメロディの中で出すように」ということをおっしゃいます。
    ハーモニーの作り方を教えてくださっているわけですね。

    これ、そこらへんのプロだって、いや、超一流の世界トップクラスのプロでさえ、無頓着というか、そこの意味をあまり考えずに演奏してたりするそうですが、少なくともこのヴァント/ミュンヘンフィルの演奏は、ハーモニーの作りをものすごく緊密に捉えているような感じがします。

    楽器がうまくなる

    というのには、メカニックな意味での上達もありますし、むしろその割合が全体の5割以上を占めてしまうのも、ある程度は仕方ないのかなとは思います。でも本来は、こうした楽曲の作り方の理解とか、そういったことの方がより重要なんだと思います。「演奏にその人の人柄や人生経験が出る」とかよく言うのも、結局そういう所なのでしょう。
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    マンドリン合奏 | 00:26:25| Trackback(0)| Comments(2)
    コメント
    そんなマンドリンコンサートなんて良いわけがありません。
    断言させていただきます。

    一曲だけってところではありません。
    80分の曲をやることです。


    なぜなら客がトイレに行かれないから。

    当然クラシックのコンサートなら問題はありませんね。
    鑑賞するための方法を知らなければ聴きに行かれないから。

    だってマーラー聴く前にロビーでたらふくビール飲むやつはいないですよね(笑)

    私から見たらやはり敷居が高いんですよ。
    マナーを知らないと中に入れない、そこまで思っています。
    (極論ですが似たような意見はそんなに少数じゃないと思います)

    その点マンドリンを聴く方は気楽です。
    2006-12-15 金 22:44:43 | URL | hiyokan [編集]
    hiyokanさん
    トイレくらい持ちますよ!
    今はサイアクの場合、車の渋滞対策に使われる簡易トイレもありますし(?)

    マーラーの前にロビーでビールは、欧州人ならあながちあり得ない光景でもないかもです。。。

    でも、80分の曲って耐えらんないですかね?

    まあ、自分はそこに無頓着すぎるのかもしれません。
    2006-12-16 土 01:44:12 | URL | タテラッツィ [編集]
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