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タテラッツィ

  • author: タテラッツィ
  • 観たもの触れたもの、マンドリン音楽活動などについて、書いていきます。

    【告知】
    マンドリンオーケストラ“未完成』第11回演奏会
    2011年2月27日(日)浜離宮朝日ホール音楽ホール
    13時30分開場、14時開演
    シューベルト「未完成」、クルト・ヴァイル「小さな三文音楽」ほか。
    入場無料です。

    リベルテマンドリンアンサンブル2枚目のCD発売中!
    マンドリンオーケストラ編曲の最高峰と、新たな世界を切り拓いた委嘱作品を収録。

    指揮:中川賢一(Ken'ichi Nakagawa)
    マンドリン独奏:望月豪(Go Mochizuki)
    演奏:リベルテ マンドリン アンサンブル
       リベルテ マンドリン オーケストラ

    ご購入・お問い合わせはduende-juergaあっとまーくezweb.ne.jpまで!
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    メンデルスZONE
    【ただ今のBGM】
    Suitte d'un Gout EtrangerよりSarabande, IV.57(Marin Marias)


    Jordi Savall (Bass Viol), Philippe Pierlot (Bass Viol), Marin Marais (作曲), Rolf Lislevand (Guitar, Theorbo), Xavier Daz-Latorre (Guitar, Theorbo), その他



    昨年のクラシック音楽界はモーツァルトイヤーということで、ただでさえ演奏頻度の高い所が、一種異様な光景を醸し出していたわけですが、その他にも実はシューマンとかショスタコーヴィチとか武満徹とか、そういった作曲家のメモリアルイヤーでもあり、クラシック音楽好きの、その中でも一部の人にしか注目されなかったとは言え、それなりにイベントなんかも開かれていました。

    しかし、マレ(Marin Marais(1656-1728))の生誕350周年であったこと、ここまで来ると、ほとんど知る人もいなかったのではないでしょうか?
    そもそも、「マレ?誰?」って感じかと。

    でも、結構いいんですよ、これが。
    特に、サヴァール率いるこの演奏グループによるシリーズは、いくつか聴きましたが、本当に素晴らしい。
    上記にクレジットされてませんが、アンタイというクラヴサン(鍵盤楽器)奏者も素晴らしい演奏してます(彼は最近、コンセール・フランセというアンサンブルを結成しまして、その「管弦楽組曲」(J.S.Bach)も出色の出来です)。
    バロック音楽が、その後の古典派→ロマン派と繋がっていく歴史の準備期に当たる音楽なのではなく、あくまでそれ独自の魅力を保っていたものであることが覗える、そんな曲と演奏。
    クラシック(バロック含む)好きだけでなく、「ワールドミュージックとしてのヨーロッパ音楽」が好きな人も気に入る可能性大でしょう。
    作曲当時の楽器、演奏法が貫かれると同時に、学究的な視野に陥らない自由な精神性の発露が覗えるこの演奏は、ある一部の趣味の人たちだけに聴かれるだけでは、あまりにももったいない、普遍的な魅力があるものだと、思います。


    演奏会に行ってきました。
    約2か月ぶりの演奏会。2007年の一発目です。

    読売日本交響楽団「芸劇名曲シリーズ」

    2月3日(土) 午後6時開演 東京芸術劇場(池袋)
    指揮:テオドール・グシュルバウアー
    ピアノ=レイフ・オヴェ・アンスネス

    ■メンデルスゾーン:〈フィンガルの洞窟〉序曲
    ■モーツァルト:ピアノ協奏曲第17番
    ■メンデルスゾーン:交響曲第3番〈スコットランド〉


    この演奏会を聴きに行った目的はある程度はっきりしていて、ピアニスト・アンスネスが聴きたかったから行った演奏会です。

    結果から言うと、アンスネスのモーツァルトもさることながら、メンデルスゾーンのある種アマチュア的(?)とも言える熱演ぶりに感心させられた演奏会でした。

    アンスネスというピアニストは、これまで主に「テノール歌手ボストリッジの伴奏」という形で聴くことが多い人でした。シューベルトだけは、村上春樹が著書の中で絶賛していたこともあり、CDを買って聴くこともありましたが(ミーハー)。
    北欧の人(ノルウェー人)らしく(?)瑞々しく端正な演奏をする人だなぁという印象です。そういう紋切り型の表現には、もちろん疑問もあるのですが、彼の場合はむしろ、紋切り型の範疇に納めたくなってしまうタイプかな、と。
    指揮者のサロネンとかに近い?
    それと、まだ若いせいか、情念のようなものはあまり感じられず、軽く流れるようなタッチで弾く人だと思います。音楽が上滑りしない程度に、一点に留まらず、自由に流れていく感じがあるな、と思います。

    モーツァルトのコンチェルト17番、これはモーツァルトのコンチェルトの中でそれほど有名な方ではないと思います。しかも自分は内田光子の演奏でしか聴いたことがなかったのですが、それとアンスネスの演奏はずいぶん違ったものでした。内田光子の演奏は1つ1つの音の中に深遠な世界がありそうな、そんな重みを含む演奏なのに対して、アンスネスのそれは、深遠な世界の存在を意図的に回避している感じがありました。特に第2楽章。別の曲かと思うくらい違います。どちらがより、モーツァルトの企図した音楽に近いかと言ったら、きっとアンスネスなのでは?という気がしますが、内田光子の演奏も、心に染み入るもので、自分はどっちも好きです。

    というわけで、アンスネスの演奏、とても満足しました。

    アンコールは「無言歌集」より「失われた幻影」Op67-2(メンデルスゾーン)でした。
    「でした」とか言ってますが、自分、「無言歌集」ってほとんど聴いてないので、ほぼ初めて聴く感じでした。
    繊細な演奏でとても良かった、とだけ申しておきましょう。
    (いかんせん、曲を知らな過ぎるので)

    演奏会全体のアンコールも交響曲第4番≪イタリア≫の第3楽章でした(定期演奏会はアンコールがないが、名曲コンサートの場合はアンコールがある模様)ので、全体が「メンデルスZONE」と化した演奏会でした。

    メインプロの「スコットランド」は、熱い演奏でびっくりしました。
    グシュルバウアーというウィーン出身の指揮者、たぶん初めて聴きましたが、いいですね。

    もっと、あっさり系の演奏をするのかと思いきや、かなりキツく絞り込んだアンサンブルで、並々ならぬ緊張感に覆われた演奏でした。
    メンデルスゾーンよりは、ベートーヴェンみたいだという感じもありましたが。
    彼のベト7とか、聴いてみたいな、と思いました。

    オケもいい意味でプロっぽくない演奏でした。
    ちょっと弦の音が汚いのが気になりましたが・・・。
    リズムを絞り込みすぎて、枠の中に音をはめ込むので必死っていう感じだったんでしょうか。潤いという点でもう少しこの曲の場合は、「美しい弦の音」を期待したい所がありますね。

    しかし、この演奏会の1回を大事にしている指揮者と奏者の思いが伝わってきました。某放送局所有のプロオケからは、どんなに良い演奏の時でも伝わってこないものがありましたね。

    当然ながら前エントリーで書いたコーダ改編版(byクレンペラー)ではなく、通常のものでした。
    「コメント」でうづぴょ様から指摘いただきましたが、確かに通常のコーダ、ちょっとダサいかも、、、。

    演奏会全体の満足度は「86点」くらいですかね。A~Eで言ったら、「Aマイナス」くらい。

    最近、単に「良い指揮者と良い曲と良い楽団」という条件が揃っているくらいでは、なかなか演奏会に足を運ぶ気がしなくなってきています。
    もうこれまでに十分すぎるくらい、そういう演奏会は聴いてきてしまったんですよね。
    なので、それだけでない、何か付加価値が欲しいです。

    ・無料で聴ける(タダ券ゲット)

    とか、

    ・自分だけでなく同行者が満足してくれそうな内容(同行者がいる場合)

    とか、

    ・演奏会場の近くに美味い店がある

    とか。

    いやいや、そういう外部的条件だけじゃなく、

    ・初めて生で聴く奏者&曲

    とかってのは大きいかもですね。

    一度でも生体験をした演奏者は、その後CDで聴いていても、生体験時の印象を媒介させつつ聴くことができるようになるので、ちょっとでも気に入った演奏者のは、生体験しておきたいってのはあります。

    そんなわけで今回は、わずか2000円の演奏会だったし、初の生アンスネスも堪能できたしで、十分過ぎるくらいの演奏会でした。




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    レビュー | 01:38:45| Trackback(0)| Comments(0)
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