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タテラッツィ

  • author: タテラッツィ
  • 観たもの触れたもの、マンドリン音楽活動などについて、書いていきます。

    【告知】
    マンドリンオーケストラ“未完成』第11回演奏会
    2011年2月27日(日)浜離宮朝日ホール音楽ホール
    13時30分開場、14時開演
    シューベルト「未完成」、クルト・ヴァイル「小さな三文音楽」ほか。
    入場無料です。

    リベルテマンドリンアンサンブル2枚目のCD発売中!
    マンドリンオーケストラ編曲の最高峰と、新たな世界を切り拓いた委嘱作品を収録。

    指揮:中川賢一(Ken'ichi Nakagawa)
    マンドリン独奏:望月豪(Go Mochizuki)
    演奏:リベルテ マンドリン アンサンブル
       リベルテ マンドリン オーケストラ

    ご購入・お問い合わせはduende-juergaあっとまーくezweb.ne.jpまで!
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    シネマ5連発
    昨日の訂正。

    「どん底」はゴーリキーでした。失礼しました。いつものことですが、原則ウラを取らずにブログを書くワタクシなのでありました。
    (原文訂正はしません。ここで訂正するに留めますのでご了承を~。)

    今日はさらにどん底度が増してしまいましたが、まあそんなことばかり書いていても仕方ないので、別の話題を。


    最近観た映画、とりあえずの感想文。

    ノーマンズ・ランド(タノヴィッチ監督)96点

    PCBE-50416.jpg



    製作年度 2001年
    上映時間 98分
    監督 ダニス・タノヴィッチ
    出演もしくは声の出演 ブランコ・ジュリッチ 、レネ・ビトラヤツ 、フイリプ・ショヴァゴヴイツチ 、カトリン・カートリッジ 、サイモン・キャロウ 、ジョルジュ・シアティディス

    ボスニア紛争の映画。セルビア側・ムスリム側・西欧諸国&アメリカ、いずれにも正義がないという、この紛争の真相を端的かつシニカルに表現。大規模な戦闘シーンなどほとんどないのに、ここまで戦争を哀しく表現できるものかと驚きました。
    大好きなキェシロフスキ監督の遺稿を元にした「美しき運命の傷跡」の監督でもあります。戦争を実体験している人なだけに、戦争に対する妙な幻想がなく、空恐ろしいほどリアルに描いているように感じました。もっとも、この監督、戦争映画ではない「美しき~」においても、甘さのない厳しい視点で登場人物たちを描いていましたけれども。
    点数にも表れているとおり、かなり好きな映画です。

    ハンナとその姉妹(ウディ・アレン監督)85点

    CPVD-1137.jpg


    製作年度 1986年
    上映時間 106分
    監督 ウディ・アレン
    出演もしくは声の出演 ウディ・アレン 、マイケル・ケイン 、ミア・ファロー 、ダイアン・ウィースト 、キャリー・フィッシャー 、バーバラ・ハーシー

    初のウディ・アレン作品。アメリカ映画≒ハリウッド映画だと思っていた自分にとって、「ニューヨーク派」のウディ・アレンは新鮮。ていうか、ウディ・アレンにようやく着手した段階で「映画ファン」を名乗るのはおこがましい??他の作品も観てみないとわからないけど、この人のアイロニカルな感じはこれから好きになりそう!という予感。

    ユメ十夜 45点

    ※ただし、第6夜と第9夜に限れば90点、第1夜は75点

    20070110004fl00004viewrsz150x.jpg


    製作年度 2007年
    製作国・地域 日本
    上映時間 110分

    【監督】 実相寺昭雄 、市川崑 、清水崇 、清水厚 、豊島圭介 、松尾スズキ 、天野喜孝 、河原真明 、山下敦弘 、西川美和 、山口雄大

    【出演】 小泉今日子/松尾スズキ/うじきつよし/中村梅之助/山本耕史/市川実日子/大倉孝二/阿部サダヲ/TOZAWA/石原良純/sacha/秀島史香/藤岡 弘/緒川たまき/ピエール 瀧/松山ケンイチ/本上 まなみ/石坂浩二/戸田恵梨香

    夏目漱石の短編集「夢十夜」に魅せられた、日本映画界を代表する10人の天才監督たちによるオムニバス。この映画を観た後、漱石の原作も読みました。「世にも奇妙な物語」風な作品たち。
    第6夜の松尾スズキと第9夜の西川美和の2つが圧倒的に良かった。
    2人とも天才ですね。9話は「かんぺきぱーぺき緒川たまき」が出ているし(笑・てか、このあだ名、タテラッツィオリジナルですけど・・・)、6話は阿部サダヲ。ていうか↑を見ればわかるように、キャストは死ぬほど豪華。あ、もちろん監督も。たしか実相寺昭雄監督の遺作なんですよね、これ。
    ただ、第5話とか第7・8話が死ぬほど自分は退屈で、このへんは正直苦痛でした。今さら「天野喜孝」(ファイナルファンタジーの絵を描いてる人)はねーだろ、って感じが個人的に、あくまで個人的に。


    季節のはざまで(ダニエル・シュミット監督) 69点

    製作年度 1992年
    上映時間 95分
    監督 ダニエル・シュミット
    出演もしくは声の出演 サミー・フレイ 、カルロス・デヴェーザ 、アリエル・ドンバール 、イングリット・カーフェン 、ディーター・マイアー 、ウーリー・ロメル

    「想起された物語ほど虚構的なものはないだろう。とりわけ、自分自身の物語である場合には」と述べるシュミットの少年時代の記憶に基づく映画である。スイス山中にある解体直前の古いホテルを訪れた中年男ヴァランタンは、自分の少年時代を回想し、そのホテルに滞在していた不思議な大人たちをめぐる祝祭的な日々を懐かしむ。

    久々に欧州らしい映画を観た感じがしました。
    実力がある監督にしか撮れない画がいっぱい入った作品だなと思いました。なので、基礎点で既に60点ゲット。
    ただこれ、この監督の自伝的な内容の作品なのですが、いかんせん、他の作品をまだ観たことがなく、この監督の通常の語法等々がわからない状態で観てしまったことが最大の失敗。
    例えて言うなれば、「ビートルズを知らない状態でジョン・レノンミュージアムを訪れてしまった者を襲うであろう場違い感?」みたいな。
    なんだかうまく言えないけど、そんな感じ。
    いや、それはさすがに言い過ぎだったか。
    なぜなら、雰囲気がとってもいい映画だから。古き良きヨーロッパ映画の佇まいがある。オードリーヘップバーン全盛期とかの画に近い感じ。
    それに、中年の域に差し掛かった主人公が少年時代の思い出の地への空想に浸るという主題は十分に普遍的だとも思う。
    それから、過去のホテルの上客たちが皆、個性豊かで人間味溢れる人たち。
    この監督の他の作品を観てからもう一度トライしたい作品。


    初恋(塙幸成監督) 92点

    20060413213143.jpg


    製作年度 2006年
    上映時間 114分
    監督 塙幸成
    出演もしくは声の出演 宮崎あおい 、小出恵介 、宮崎将 、小嶺麗奈 、柄本佑 、青木崇高

    「心の傷に時効はないから」府中三億円強奪事件・犯人は女子高生―
    日本犯罪史上最大のミステリーが、淡い想いと供に今、語られる。

    宮崎あおいのプロモかと思うほど、この女優さんが魅力的に描かれている映画。もっとも、CM等々で見られる彼女の明るいイメージではなく、陰影のある女性を演じており、作品としても非常に地味。
    この女優さんは、むしろこういう暗い作品に良いなあと思う映画が多いですね。
    前半はやや退屈でしたが、後半になって小出恵介(「のだめ」でマスミちゃん演じてた人ですね。ほぼ別人状態でしたが・・・)との絡み中心になってから、俄然引き込まれました。
    この小出恵介扮する男の60年代的七三分けは、ある意味「マスミちゃん」以上の衝撃的映像かもしれません(笑)が、どこか知性の裏に寂しげな様子が見え隠れする彼の演技にシビレましたね。

    三億円事件と言えば、リアルタイムで生まれていない自分だって、何となくは知ってるくらい有名すぎる事件ですが、その犯人が女子高生だなんて・・・!と最初は思っていました。昔あった「二代目はクリスチャン」という、タイトルしか知らない映画のことを思い出したほどです。しかし、観てるとナンだか妙な説得力が。

    宮崎あおい言うところの「この話は実話だと思っている」発言は、この映画をきちんと観てから聞くと、全く胡散臭いものだと感じないから不思議です。
    そう思わせられるのも、たぶん脚本と宮崎あおいの演技力がなせるワザだと思うんですがね。いや、それでもあまりリアルには感じられないんだけれど、何か信じてあげたくなるものが、この映画の中にあります。
    お伽噺として。

    というか、そもそも自分は、宮崎あおいと蒼井優、この2人の作品はこれまで1つのハズレもなく、彼女らを手放し大絶賛することには全くやぶさかでないわけです(笑・そういえば、蒼井優は日本アカデミー賞、見事取りましたねぇ!「フラガール」凄い!大手配給会社じゃないのに、快挙です)。

    あと、この作品の空気感がすごく好きですね。
    60年代という時代の鬱屈した感じ、実際には知らないけど、様々な人から伝え聞くこの時代の感じは、まさにこの映像の感じだったんですよね、きっと。「3丁目のなんたら」(まだ観てない)はCGで昔の日本を表現したそうですが、この映画はセットや昔風の土地をロケして撮ったんだそうで、その自然な感じが効を奏していますね。

    それから自分は基本的に「暗いけど、その先に光明が見え隠れしている」映画が大好きなんだと思っているんですが、この映画もその系列の中に序せられるであろう作品。だからこその高得点。
    宮崎あおい作品の中では、超傑作の「ユリイカ」(99点)の次くらいに好きかもです。

    欠点は、上にも書いたように、前半が少し退屈なのと、あとは、三億円事件を起こすに至る動機の形成に関する描写が少し弱いような気がした(あ、それなら自分もやっちゃうかも!って視聴者に思わせる何かが足りないというか)のが、少し残念。
    しかし、この映画はタイトルが示すとおり、ミステリーではなくラブストーリーなのだから、これで良いのかもしれません。
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    映画 | 23:57:26| Trackback(0)| Comments(0)
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