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タテラッツィ

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  • 観たもの触れたもの、マンドリン音楽活動などについて、書いていきます。

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    2011年2月27日(日)浜離宮朝日ホール音楽ホール
    13時30分開場、14時開演
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    入場無料です。

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    指揮:中川賢一(Ken'ichi Nakagawa)
    マンドリン独奏:望月豪(Go Mochizuki)
    演奏:リベルテ マンドリン アンサンブル
       リベルテ マンドリン オーケストラ

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    パッチギ
    映画「パッチギ」を観ました。

    パッチギ(井筒和幸監督) 93点

    m041232a.jpg


    グループ・サウンズ全盛の1968年。京都府立東高校の空手部と、朝鮮高校の番長・アンソン(高岡蒼佑)一派は、激しく対立していた。アンソンの妹で、フルートが得意なキョンジャ(沢尻エリカ)に心を奪われた、東校の松山康介(塩谷瞬)は、彼女が奏でる美しい曲が、「イムジン河」という朝鮮半島に思いを馳せた歌だと、音楽に詳しい坂崎(オダギリジョー)に教えられる。キョンジャと親しくなりたい一心で、康介は、ギターの弾き語りで「イムジン河」を練習し、朝鮮語の独学を始める。

    製作年度 2004年
    上映時間 119分
    監督 : 井筒和幸
    出演 : 塩谷瞬 、 高岡蒼佑 、 沢尻エリカ 、 楊原京子 、 尾上寛之 、 真木よう子 、 小出恵介 、 波岡一喜 、 オダギリジョー 、 光石研


    この映画に関する予備知識ほとんど無しで観たんですが、すごく良かったです。

    自分は韓国あるいは北朝鮮という国に対して、かなりニュートラルな方だと思います。
    「韓流」にはほぼ全く乗っからなかったけれど、一方でネット上でしばしば見られる「嫌韓」にもまるで関心がない。

    韓国人に1人、メル友(旅先で出会った人)がいたりするし、かつてロンドンに語学留学した時にも韓国人の友達ができたりしたので、まあ嫌いな国ではないです。
    でも、そのくらいの「やや好き」な国なんて、例えばオーストラリアやカナダやニジェールやコロンビアと同等くらいの「やや好き」なので、やっぱりニュートラルに近いと思います。

    もちろん、隣国としての歴史的関係性、日本に在住する人たちがたくさんいるということの特殊性、そうしたことを完全に度外視すること自体がフェアでない見方なのかもしれませんが、この点に関して自分は強い主張を持つに至る出自も経験もないのが実情です。

    そして、テレビによく出ている井筒監督についても同じくニュートラル。
    あんまりこの人の出てる番組をちゃんと観たことないんですよね。

    映画の舞台は1968年の京都。

    冒頭からとにかく暴力が吹き荒れます。

    自分はもともとそういう映画は得意でないので、「あー失敗したかな・・・」と、少し後悔しました。

    しかし中盤以降、ぐいぐい引き込まれていきました。

    冒頭であれほど違和感のあった暴力シーンが、次第に爽快なものになってきました。
    恐ろしい。井筒マジックにハマってしまったってことですかね、これ。

    本ではないけれど「読後感」の良い作品です。
    脚本と監督と役者、3点揃っていると、どんなものをテーマにしても、結局素晴らしい作品になるってことですね~。

    話の筋は簡単に言えば、現代版ロメオとジュリエット。
    非常に古典的な構図だと思います。
    そして、民族問題がもたらす愛憎が話の中にどんどん絡み付いていきます。

    でも、この映画は単なる民族問題のプロパガンダでもないし、かと言って、社会性の希薄な純情恋愛物というわけでもない。

    その点で言えば、先日観た「初恋」に達成できなかった部分がこの映画では達成されていたようにも思います。
    だから「初恋」の92点に対して、こっちは93点。
    どっちもかなり好きな映画であることに変わりはありませんけども。
    沢尻エリカ(パッチギ)よりは宮崎あおい(初恋)の方がはるかに好きなので、逆転させても良かったかもしれませんが(笑)

    背景に1968年という時代性を感じさせる毛沢東主義者の教師(光石研)がいたり、ヘルメットにゲバ棒持った学生(小出恵介)がいたり、フラワームーヴメントに走っちゃう若者(オダギリジョー)がいたり。それから看護師(真木よう子)。
    彼(女)らの演技が良いので、映画の舞台が俄然立体的に感じられました。
    やっぱり脇役が光る映画っていいですね。

    そしてメインテーマは、日本と朝鮮の高校生たちの抗争と道ならぬ恋愛。
    そもそも、日本の中には韓国学校(韓国系)と朝鮮学校(北朝鮮系)がある、ということ自体、知らない人は知らない話ですよね、きっと。
    この映画に出てくるのは、朝鮮学校。
    政治的にも非常に微妙な問題を含む話です。
    今の自分にとってみても、あまりにも勉強不足で、映画としての感想という次元を超えた、この件へのコメントは差し控えようと思います。

    もしかしたら、物議を醸す可能性もあるかもしれない映画です。
    でも、自身の立脚点がどこにあろうと、ある程度普遍的に魅力を感じうる作品だとも思います。
    普通に映画として完成度高いと思いますんで。

    日本人と朝鮮人の道ならぬ恋というテーマは、普遍的ですね。
    結局、どんな時代背景を持っていようが、恋愛というのは超越した存在ですね。

    抗争に関しては、パッチギ(頭突き)を日本の学生にかませていた朝鮮学校の学生リーダー(高岡蒼祐)の力強さにホレボレとしてしまいました。無鉄砲で喧嘩が強くて、でも本当は温かい心を持った男を上手く演じていたと思いました。

    観終わった後、「イムジン川」を思わず口ずさんでいました。







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    映画 | 12:31:13| Trackback(0)| Comments(0)
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