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タテラッツィ

  • author: タテラッツィ
  • 観たもの触れたもの、マンドリン音楽活動などについて、書いていきます。

    【告知】
    マンドリンオーケストラ“未完成』第11回演奏会
    2011年2月27日(日)浜離宮朝日ホール音楽ホール
    13時30分開場、14時開演
    シューベルト「未完成」、クルト・ヴァイル「小さな三文音楽」ほか。
    入場無料です。

    リベルテマンドリンアンサンブル2枚目のCD発売中!
    マンドリンオーケストラ編曲の最高峰と、新たな世界を切り拓いた委嘱作品を収録。

    指揮:中川賢一(Ken'ichi Nakagawa)
    マンドリン独奏:望月豪(Go Mochizuki)
    演奏:リベルテ マンドリン アンサンブル
       リベルテ マンドリン オーケストラ

    ご購入・お問い合わせはduende-juergaあっとまーくezweb.ne.jpまで!
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    ベラ・クォーレ25回演奏会
    引き続き更新が滞っておりますが、土曜日、ベラ・クォーレの演奏会を聴いてきましたので、簡潔ながら感想をば。

    第25回演奏会
    2007年5月19日(土) こまばエミナース

    1 組曲「マスクとベルガマスク」 G.Faure/佐藤 洋志 編曲
        Ouverture
        Menuet
        Gavotte
        Pastorale

     春初めてのカッコウの声を聴いて F.Delius/佐藤 洋志 編曲

    2 交響曲第4番ニ短調 R.Schumann/佐藤 洋志 編曲
      
    指揮者 小出 雄聖


    この楽団、私は団員です。
    昨年初めて出演した楽団です。
    今年は出ませんでしたが、団員用のメーリングリストにもちゃっかり入っているので、この演奏会を作り上げるまでのメイキングのようなもの?も、何となく事前に空気として伝わってきていました。

    ですので、これはまあ、マンドリンの演奏会は常にそうですが、客観的な視点で書くなんてマネは到底できません。
    ステージ上にいるメンバーの方々とお酒飲んだ記憶とか、そんなんが演奏中にもよみがえるわけですから、そりゃまあ無理ってもんです。

    とにかくこの楽団で驚くのは、集客力です。
    700だか800だか入るこのホールがほぼ満席。
    9割くらい埋まっていたんではないでしょうか?
    まあ客席っていうのは満席に見えて8~9割って言いますから、だいたいそんなところなのかもしれませんが。

    聴きどころはやはり、シューマンの交響曲第4番。
    シューマンと言えば、ベートーヴェンとブラームスをつなぐ、由緒正しきドイツロマン派直系の本流に位置する作曲家です。
    特にこの4番。古くはフルトヴェングラーも十八番にしていたくらいで、とてもスケールの大きな音楽。
    もっとも構成はフーガ的な掛け合いの中で進行していくところなどは古典の趣も残していますが。

    これをマンドリンオケでやるにしても、管楽器ナシでどれくらい行けるのかな?って思って聴いてましたら、そんなのはどーでもいいことでしたね。モノトーンな色彩のこの曲。かつてリベルテでやったブラームスのピアノ四重奏曲第1番作品25番や“未完成』でやったシューベルトの「未完成」とかと同じで、それよりはギターの使い方が難しいんだろうなあ、と思って聴いておりました。

    “未完成』で「未完成」(って凄い表現ですね)をやった時に、当時のギターパートトップとよく話していたんですが、どうにもこうにも、ドイツロマン派音楽の中にギターが入ると、急に緯度が10度くらい南下したようなサウンドになってしまうんですよね。
    ま、マンドリンだってイタリアの楽器なんですけど、ギターの硬めの音色があると、ドイツのモノトーンな感じに不協和音が入ってきてしまうような気がするんです。

    でも、これは編曲が絶妙で、ギターはかなり管楽器的な、音を飛ばすべきパートを担当していたので、うまくハマっていたように思いました。これでひたすらベース音を重音でやって、時々旋律が来るっていうマンオケ的ギターの由緒正しい?使い方になってしまうと、かなりバランスがおかしくなったんじゃないかと思いました。

    そしてこの曲では2ndマンドリンが目立っていましたね。かなりブリリアントな音を出していました。あれは確信犯ですよね、きっと。

    通常だと2ndマンドリンって、1stの横に密集して座ってしまうと、手元にスコアでもない限り、どれが2ndの音だかはっきり識別できなくなってしまうんですが、この曲では対抗配置(前半プログラムではドラが1stマンドリンと対峙する位置にいました)だったので、1stと全然違う方向での主張を感じることができました。

    で、演奏はどうだったか?と言いますと、しり上がりにどんどん良くなっていきました。
    シューマンの4番ってのは、正直相当ムズいと思います。
    こういうのをマンドリンでほとんど破綻の匂いも感じさせずにパリっと弾いたら、相当凄いとは思うんですが、まあなかなかそうは行かないですよね。聴いてて、「あーここは自分載ってても苦戦するなー」と思う箇所が満載でしたし。

    特に第一楽章は、フーガ的な動きをセロから始めたりするんですが、そこでうまく音が入らなかったり入りが早過ぎて(その後の速弾きに備えて出が早くなってしまう)テンポに揺らぎが出てしまうと、後に続くパートにも影響が出てしまうため、アンサンブルが空中分解してしまいます。
    残念ながら、そういう箇所も1楽章ではいくつか散見されたんですが、しかし、それでアンサンブルが乱れはしても、音楽の進みは揺らがないんですねえ。この曲にしてはゆっくりめのテンポ(チェリビダッケの最近出たライブCD並み?)で、堂々と歌いあげ、進んでいきます。

    これはひとえに指揮者なんでしょうね。
    小出先生の十八番ですものね、この曲。
    譜面台を出さずに暗譜で振っていらしたのが印象的でした。

    3楽章、4楽章は、音楽がまるで大河のように流れて行って、感動的でした。
    昔、奥州は平泉付近で見た北上川の雄大な流れに、ひととき我を忘れそうになったことがありましたが、そんな10年以上も前の記憶が演奏中によみがえったほどです。

    一方、前半プログラムでは、ディーリアスが良かったです。
    ちょっとミスもあった(主旋律まるごと抜け?)ようですが、これもやはり音楽が停滞せずに流れていくので、ミスはミスのまま置き去りにして進んでいく感じがあります。メトロポリタンMOもそういうところがあるような気がしますが、プログラムの中にさりげなく配置されているこういう曲が、実に魅力的なんですよね。
    これは自分を棚に上げての発言になりますが、ピアノ基調でトレモロをする箇所でピック音が目立ってしまったのが残念と言えば残念かもしれません。

    フォーレの「マスクとベルガマスク」は1曲目のテンポが非常にゆっくりで面食らいましたが、細部まで意思が通った演奏でいいなーと思いました。シューマンのように大河の流れを感じさせるような解釈ではなくて、もっともっとマニエリズム(細部にこだわる)に走った演奏だと思いました。

    この日思ったこと。

    小出先生の指揮、いいなぁ。
    素晴らしいなぁ。
    また先生の下でやらせていただきたいものです。今年は無理ですがm(__)m


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    マンドリン合奏 | 01:10:10| Trackback(0)| Comments(2)
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